- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584130933
感想・レビュー・書評
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社会福祉士の実習の中で、職員の方に勧められて呼んだ本。人の最期に寄り添う支援者の立場にとってのヒントはもちろん、自分の人生の指針になるような言葉をたくさんもらった一冊。
社会福祉士の資格を目指したきっかけは妊娠中の悪阻が原因で死ぬかも、、と感じた時に、どんな人でも健康な生活は簡単にひっくり返ることを実感したから。本書で言う、生の裏は死であるという感覚=死の感覚の覚醒を経験したからだと思う。
また、「人は生きて来たようにしか死ねない」と言う本書の言葉が高齢者施設で過ごす中で感じたことをまさに言語化していて、自分の生き方についての姿勢を見直さなければならないなと感じさせてくれた。
周りの人々や環境に感謝して日々を過ごしていた人はおそらく、そのような世界を見たまま最期までの時を過ごすし、何かに不満を抱いたり恨んだりしながら過ごしていた人や過ごさざるを得なかった人は、そのことを抱えながら死んでいくことになるのではないか。
自分の今の心の状況と照らし合わせた際、「自分の責任範囲外で起きたことを背負い込み引き摺りながら死ぬ必要はない」という言葉には救われたように感じた。
メモ
寄り添う→完全には分からないけど、あなたの気持ちを分かりたいと思う。だから色々教えて欲しいと伝える気持ち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/9 読
緩和ケアのはじまり。
広まってきた流れや変化。
その中での姿勢。 -
10/01/21サイン貰って購入。嬉し。
先生曰く「良い本」だと。 -
柏木先生の本、実はまだ一度もよんでおりませんでした。是非是非よんでみたい一冊でしたので、手に取ると吸い込まれるように読み出してしまい・・購入しました^o^v
寄り添う・・という言葉がいまの私にはとてもとても大きく心に響きます。あのとき、こういうふうに寄り添ってあげれたなら、もっとせまりくる死に対して母がもっと向き合うことができたのではないかと、ちょっぴり後悔です。
コメントは後日書きます。