- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584134849
作品紹介・あらすじ
戦うためにどう準備すべきか。選手から信頼されるには?自分の意思を伝えるには?人を口説くには?組織を強くするには?手紙、本、金言…、監督・栗山英樹を作り上げた言葉たち。
感想・レビュー・書評
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■■評価■■
★★★✬☆
■■概要・感想■■
○2023年のWBCで優勝監督となった栗山英樹氏が、2013年の日本ハム監督就任初年度で優勝を経験した後に書いた本。
○当時は、大谷翔平選手は入団したばかりでこれから二刀流を開始していくという段階であった。
■■感想■■
○どんな思いで監督というものをやっているのか、監督初年度が終わった段階なので今はまた違うかもしれないが、気になって手を取ってみた。
○世の中で活躍している人に共通しているが、偉人・周囲の人から学んで自分のスタイルを作り上げていったのだとわかった。
○自分のスタイルは、自分の原体験やコーチ・監督、幼少期の体験などで培われていくもの。だけれど、哲学的な思想は偉人から得ていることが非常に多いのだと感じた。
○賢人も他人に学ぶのだから、私のような凡人が、他者に学ばなければならないのは言うまでもないのだと。
○日ハム時代の、すこし気持ち悪いと言われるぐらい選手に対して愛情を向けている姿があった。
○(狙っている部分は少しはあると思うが、)本人が心の底から想っているから、選手に対してもよく伝わるんだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はじめに 批評家は、いつも対岸を歩いている
第1章 監督ってなんなんだろう
第2章 伝える言葉。伝える感覚。
第3章 パ・リーグ優勝の真実
第4章 日本一に足りなかったこと
第5章 感謝をこめて
第6章 大谷翔平という夢
第7章 戦うためになにを準備すべきか
おわりに プロ野球選手はなんのためにプレーするのか -
こんな思いで日ハムの監督をしてくれていたのか、と胸が熱くなった。
プロ野球のみの話ではなく、私にもたくさんのヒントを与えてくれる本でした。
悔し涙は流さない。
自分自身との約束を破らない。
自分が持っているものを出し尽くす。
過程は大事だ。だが、結果がすべて。
感覚を「言葉化」する。
「あれが肝だった」という試合をあげるのは難しいけど、あえてあげてくれた9月23日のライオンズ戦は、その場に自分がいれたことを嬉しく思った。 -
予想以上に良かったです。特に指導者と選手の関係を馬車における人間と馬の関係において、指導者が馬、選手が人間に例えたのは新鮮でした。指導者(馬)は選手(人間)を目的地まで送り届ける。進む道の先に危険を察知すれば、馬はイヤイヤをする。人間はそこから何かを感じるから。。という事らしいです。
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読むと吉井コーチと上手くいってなかったのがよく分かります