- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584137673
感想・レビュー・書評
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憲法改正を考えるのに少なくとも知っておくべきことが述べられている。軽いタッチで書かれているので、あまり小難しくなく読みやすい。
本書の内容で覚えておきたいことは二つある。
一つは、憲法の成り立ちについて。帝国憲法ができるまでには先人たちの血の滲むような努力があり、その結果、日本の歴史や伝統に基づいた憲法が出来上がった。これに比べると、日本のことをよく知らない、専門家でもない外国人が数日で案を作った現行憲法の成り立ちはあまりにお粗末ではないだろうか。
二つ目は憲法の内容に関する不具合についてである。ここにも不行き届きが多く、現行憲法には第九条をはじめとするの解釈問題だけでなく、基本的人権に関する規定の重複、誤植まである。
並々ならぬ努力と苦労で帝国憲法を仕上げた先人たちは、戦後このような憲法を70年も使い続けている日本を見て泣いているだろう。
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体調が良ければ 2~3時間で読める文量です。
「憲法なんて難しくて わかんない」と思っている人こそ
勉強としてではなく 教養として読める 1冊です。 -
これは読んでおくべきかなぁ
憲法については護憲派と言われる人たちが表面的な事象を喧伝するけど、何が本質的な問題なのか、歴史的にどのように作られてきたのか、大日本帝国憲法はどのように作られたのかなど分かりやすく書かれている
右左関係なく読むと良いね