超訳 日本国憲法 (ワニ文庫)

著者 : 長嶺超輝

• ベストセラーズ (2013年9月21日発売)

作品紹介・あらすじ

憲法は愉快なのだ!笑いながら学べる憲法本、ついに登場!

感想・レビュー・書評

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2014年7月11日]

2013年9月初版のこの文庫本。
題名に惹かれて読みはじめましたが、
久々のヒット！（行き当たりばったり読書）

第一部のだいぶ長いまえがき
ここで、何故いま日本国憲法を考えなければならないのか、
なんて言うと、非常に固い話しに思えるが
さにあらず。
政治に無関心、憲法なんて社会の授業で
さらっと、聞いたのみ、、、なんていう
大方の国民にも、読んでやろうじゃないか気分に
させる判りやすく日常に近い例を挙げて
食いつきやすく構成されてる。

そして、もしこの条文が無かったら、こんなことにも、、、と
弁護士にも助言を求めて、判りやすく
我々を守って、国を（権力者側）に制約を与えてる
日本国憲法の本当の役割が
おぼろげながらも、判ってくる。

是非是非、子ども達にも、政治離れの若者にも
読ませたい一冊。

いまある憲法に、新しいただし書きが増える
それが、どんな意味深な
国民に隠された意味を持つ可能性があるのか
判りやすさと、取っ付きやすさでは
今まで読んだ日本国憲法本の中で一等賞！

政治家を選ぶ、その行為も読んだあとは
もっと考えてしまう事必至。

著者プロフィール

1975年、長崎県生まれ。九州大学法学部卒。フリーの著述家。デビュー著書『裁判官の爆笑お言葉集』（幻冬舎新書）がベストセラーに。雑誌連載、メディア出演、講演活動のほか、小説の法律監修にも携わる。

「2020年 『裁判長の沁みる説諭』 で使われていた紹介文から引用しています。」