図書館 この素晴らしき世界

著者 :
  • 勉誠出版
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585071235

作品紹介・あらすじ

総予算削減、人員整理、専門職不在、乏しい蔵書等々…今日日本の図書館の置かれた厳しい状況を、このままにしておいていいのでしょうか。知的財産の宝庫として図書館は万人に無料で開放されてきました。いまその存続の危機が迫っています。図書館勤務の長い経験と、世界の図書館を視察し事業を達成した経験、図書館情報大学副学長として司書育成に率先尽力して多くの図書館人を送出した教育者、たゆまぬ執筆活動を継続して膨大な著作を残した著者にして初めてかける図書館賛美と、日本の図書館のあり方を示します。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館勤務の長い経験があり海外の図書館を視察した経験を持ち、図書館情報大学の副学長として司書教育に尽力した著者が、図書館の歴史、コレクション、サービス、建物、分類と目録などの様々な視点から今日の図書館を分析し、また海外の図書館と比較して、日本の図書館の現状と問題点を述べ、図書館のあるべき姿を示している。
    諸外国に比べると、日本の行政においては図書館が非常に軽視されている。「文化」を軽視し、後回しにする現状を憂いつつ、その中で頑張っている図書館司書や応援している利用者もいることを述べている。
    図書館ではどのような蔵書収集をするべきかなど、本書から学ぶことも多い。

  • まえがき
    第一章 図書館というところ
    第二章 図書館の原点
    第三章 波瀾の歴史
    第四章 図書館員
    第五章 蔵書コレクション
    第六章 図書館建築
    第七章 図書館サービス
    第八章 図書館の分類と目録
    第九章 教育と研究
    第十章 図書館協会
    第十一章 図書館はすばらしい世界か
    索引
    あとがき

  • 図書館司書として生きてきて、無理解や苦難にぶち当たった時に手に取る本。勇気の素

  • ●読書録未記入
    〜総予算削減、人員整理、専門職不在…。日本の図書館の危機的状況

  • 図書館の歴史から、役割、司書のこと、これからのこと、世界の図書館のこと等、いろいろ書かれてます。
    世の中の人に、図書館の文化的、社会的価値を再確認してほしいなと思いました。
    司書として勉強不足なところがたくさんあることを痛感しました。反省。

    進んでいるといわれている欧米でも、司書たちの待遇は決してよいものではないそうです。
    それでも志を高く持って働いているのは、この仕事に誇りを持っているからでしょう。


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