司書のお仕事2―本との出会いを届けます (ライブラリーぶっくす)

著者 :
  • 勉誠出版
3.95
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本棚登録 : 190
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585200758

作品紹介・あらすじ

司書課程に在籍し、司書資格の取得を目指す大学生と、それを志望する高校生は、非常に多く存在する。しかし、それら学生の大半は、司書をカウンターに座って本の貸し出しをするだけの「楽な仕事」、あるいは公務員としてある程度の収入を得られる「安定した仕事」だと考えている場合が多く、知力と体力とを駆使し、きわめて多忙をきわめる現実の業務については、なかなか想像がつかないようだ。要因のひとつとして、司書資格の入門書は大学の司書課程で学ぶ学生に向けた専門書が多く、一般向けの書籍があまり見受けられないことが挙げられる。
本書では、実際に司書として働いている方々を監修者として、通信課程を含む大学で司書課程の受講を考えている高校生、大学生、社会人の読者と、司書という仕事に興味を持っている読者とに向けて、司書が実際にどういう仕事をしているのかをストーリー形式でわかりやすく伝える1冊となっている。

(あらすじ)
公務員試験を突破して味岡市の職員に採用された稲嶺双葉(いなみね・ふたば)は、味岡市立図書館で司書として勤務していた。
図書館には様々な雇用形態が有り、専従職員として働けることが如何に幸運なことなのかを知る。
「狭き門」をくぐり抜け図書館員になれる人数は年々少なくなっている。
図書館での多岐に亘る仕事から、実際に働く司書の姿が見えてくる……。

感想・レビュー・書評

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  • 司書という仕事の紹介を中心にしたライトノベルの第2巻です。
    1巻にて一冊に纏められる仕事ではありませんとあり、続巻を期待していました。
    蔵書点検、司書の雇用形態、行政や地域との関わり等が今回の内容となっています。
    利用者と直接に関わるカウンターでの姿が司書に対する印象の多くを決めてしまっていますが、他の職業と同様に見えないところにも仕事があり頑張っているのです。
    物語を通して知ってもらえたら嬉しいですし、更に仲良くなれるかもしれませんね。

  • 1巻が面白かったので続けて2巻を読みました。
    2巻では、特別整理期間や蔵書点検や地域連携、読書バリアフリー法、寄贈図書などが取り上げられていて、なるほどなぁと思うことが多かったです!
    私は、学校で図書委員だった時に蔵書点検などをしたことがあったので少し懐かしくなりました。

  • 1巻に比べてより専門的なので、読んでるときの難しさも増したが、それ以上に司書の仕事をより想像しやすい内容だった。

    1巻と合わせて、司書が一人じゃなく、チームで仕事をすることの大切さを学ぶことができた。

    それと、智香さんの言葉を読んで、自分も図書館で「かけがえのない1冊」を見つけてみたいと思った。

  • 「公務員試験を突破して味岡市の職員に採用された稲嶺双葉(いなみね・ふたば)は、味岡市立図書館で司書として勤務していた。
    図書館には様々な雇用形態が有り、専従職員として働けることが如何に幸運なことなのかを知る。
    「狭き門」をくぐり抜け図書館員になれる人数は年々少なくなっている。
    図書館での多岐に亘る仕事から、実際に働く司書の姿が見えてくる……。」

  • 1巻よりさらに専門的な内容で興味深かった。特別整理期間で図書館の中で行われていることや、寄贈図書の目録の作り方、イベント企画の様子等、具体的に想像できて、大変そうながらもわくわくした。

  • 新人司書の主人公を通して、司書に仕事を紹介してくれる1冊。
    仕事内容に重きを置いているらしいので一度読んでみたかった。
    私自身まだ読んでいませんが、司書を目指す方・知りたい方はぜひ!
    (正規の司書希望さんおすすめコメント)

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00552562

    司書のお仕事ーお探しの本は何ですか?

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00538832

  • 図書館司書のお仕事内容のわかる小説。
    今回はお仕事内容がより専門的になったためか、小説部分の物語展開は抑えめでした。
    普段利用者としては見えにくい業務が取り上げられているため、興味深く読みました。

  • 2022.04.09

  • 別の意味でリアル過ぎて純粋に楽しめないのが難点

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著者プロフィール

1978年、新潟県生まれ。作家、成蹊大学文学部准教授。専攻は日本近代文学。小説に『遥かに届くきみの聲』(双葉社)、『小説 牡丹灯籠』(二見書房)、著書に『言語と思想の言説――近代文学成立期における山田美妙とその周辺』(笠間書院)、『中高生のための本の読み方――読書案内・ブックトーク・PISA型読解』(ひつじ書房)、共編著に『ライトノベル・フロントライン』全3巻、『小説の生存戦略――ライトノベル・メディア・ジェンダー』(いずれも青弓社)など。

「2023年 『落語と小説の近代 文学で「人情」を描く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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