知の開拓者 杉田玄白 『蘭学事始』とその時代

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  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585221098

作品紹介・あらすじ

『蘭学事始』は杉田玄白が『解体新書』の原書の入手から翻訳・刊行にいたるまでの苦心談や「蘭学」の創始、前野良沢ら同志と取り組んだ挑戦の実況、蘭学界の動向・推移などを書きつづった回顧録である。玄白はなぜ「蘭学」という新しい学問を創始したか。いかにして近代西洋医学の道を切り拓いたか。その成果は後世にどのような影響を与えたか。また、『蘭学事始』執筆の動機とは何か。蘭学発達の道筋、玄白らの知恵と工夫と努力の過程を、玄白自身の言葉を手がかりに、時代状況や蘭学史研究の最新の成果、新たに判明した玄白の記憶の間違い、解明に到った新事実を盛り込んで紹介する。

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著者プロフィール

1934年(昭和9年)、新潟県に生まれる。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。文学博士。現在、青山学院大学文学部名誉教授。公益財団法人東洋文庫研究員。青山学院大学客員研究員。洋学史研究会会長。専攻は蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。
主な著書に『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、角川源義賞)、『杉田玄白』(吉川弘文館人物叢書)、『蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む─蘭学篇─』(岩波ブックセンター、ゲスナー賞)、『知の開拓者 杉田玄白―『蘭学事始』とその時代―』(勉誠出版)、『伝播する蘭学―江戸・長崎から東北へ―』(勉誠出版)、『江戸時代の通訳官―阿蘭陀通詞の語学と実務―』(吉川弘文館)、『勝海舟の蘭学と海軍伝習』(勉誠出版)、『シーボルト事件で罰せられた三通詞』(勉誠出版)、『出島遊女と阿蘭陀通詞』(勉誠出版)、『カピタン最後の江戸参府と阿蘭陀宿―歩く、異文化交流の体現者』(勉誠出版)などがある。

「2021年 『杉田玄白と江戸の蘭学塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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