火葬と両墓制の仏教民俗学―サンマイのフィールドから

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  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585222125

作品紹介・あらすじ

両墓制。遺体の埋葬地と、遺族が参拝する石塔墓地が分かれた墓制をこう呼ぶ。
その分布は近畿・中部地方に濃厚である。なぜこの地では、両墓制をとったのか?
柳田国男・折口信夫らに始まる墓制研究は、なぜそれを「固有の信仰」ととらえてしまったのか?
その発生の起源と歴史的展開を実際のフィールドから探り、仏教と深く結びついてきた両墓制の実態を明かす。

*サンマイとは…
「三昧」とも。サンスクリット語から音訳された仏教用語で、心が静かに安定した状態を示す。それが時代を経て変化し、現在では遺体埋葬地や火葬場を指すことが多い。本書では埋葬地・火葬場を指す民俗用語としてカタカナで「サンマイ」と表記する。

著者プロフィール

1961年生まれ。中央大学総合政策学部教授。

「2021年 『赤松啓介 民俗学とマルクス主義と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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