新装版 巴里に死す

著者 :
  • 勉誠出版
4.60
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585291817

作品紹介・あらすじ

1920年代、美しき巴里。夫に伴われた留学先で、子どもを身ごもるも結核に倒れる伸子。
病床にて娘に宛てて綴った3冊のノートをめぐって、死と新生、自然の摂理と普遍の愛を描く。
不幸な運命の淵にありつつも、愛と知の苦悩の内に成長した女性の悲しく美しい魂の記録。

日本国内のみならずフランスを中心にヨーロッパで激賞されノーベル賞候補作にもなった名作が現代に甦る。
ノーベル賞候補作にも挙げられ、フランスをはじめヨーロッパ各国で高い評価を受けた代表作を、著者自身が最後に校閲した最良のテキストを用いて復刊。国内のみならず、パリでの評判が理解できる現地紙の書評・解説から、仏語化の経緯を詳しく記したダヴッド社版文庫本掲載の「あとがき」、最新の年譜を付す。

*本書は『巴里に死す』(ISBN:978-4-585-29025-4)(2012年2月刊行)を、装いを新たにして刊行するものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 女性の描写のリアルさ

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1896(明治29)年5月4日生。1993(平成5)年3月23日、満96歳没。東京帝国大学経済学部卒。静岡県沼津市名誉市民。
静岡県駿東郡楊原村我入道(現在の沼津市我入道)に父・常蔵(後に常晴と改名)、母・はるの子として生まれる。1930(昭和5)年、療養中の体験に基づいた作品『ブルジョア』が、「改造」の第3回目の懸賞小説に一等当選し文壇に登場。1943(昭和18)年刊行の代表作『巴里に死す』は森有正によってフランス語訳(1953(昭和28)年)され、1年で10万部のベストセラーとなり、ヨーロッパで高い評価を受ける。日本ペンクラブ会長、文芸家協会理事、ノーベル文学賞推薦委員、日本芸術院会員など数多くの役職を歴任、日本文芸の普及に貢献した。

「2019年 『新装版 巴里に死す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芹沢光治良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×