完全版 人間の運命〈2〉親と子

著者 :
  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585295310

作品紹介・あらすじ

富士山を望む風光明媚の地、気候温暖、温和な住人、天国のような風土。「学問や勉強も、自分の足もとからやるんだ。故郷のことを知らんと、故郷を出てから後悔するぞ-」日露戦争に勝っても日本はまずしかった。両親に置去りにされ、祖父母との極貧のくらしのなかで孤独に耐えて、やっと入学した中学校の先生の教えだった。この大長編の出発点を鮮明に印象づける第2巻。

著者プロフィール

1896(明治29)年5月4日生。1993(平成5)年3月23日、満96歳没。東京帝国大学経済学部卒。静岡県沼津市名誉市民。
静岡県駿東郡楊原村我入道(現在の沼津市我入道)に父・常蔵(後に常晴と改名)、母・はるの子として生まれる。1930(昭和5)年、療養中の体験に基づいた作品『ブルジョア』が、「改造」の第3回目の懸賞小説に一等当選し文壇に登場。1943(昭和18)年刊行の代表作『巴里に死す』は森有正によってフランス語訳(1953(昭和28)年)され、1年で10万部のベストセラーとなり、ヨーロッパで高い評価を受ける。日本ペンクラブ会長、文芸家協会理事、ノーベル文学賞推薦委員、日本芸術院会員など数多くの役職を歴任、日本文芸の普及に貢献した。

「2019年 『新装版 巴里に死す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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