深掘り!紫式部と源氏物語

著者 :
  • 勉誠社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585390107

作品紹介・あらすじ

『源氏物語』の作者として誰もがその名前を知っている紫式部。
彼女はいつ生まれていつ亡くなったのか、その生涯はどういうものであったのか、どのような性格で、どのような考えを持っていた人であったのか…。
『源氏物語』、『紫式部日記』、『紫式部集』などを中心に、系図や当時の記録類、交友関係や周囲の人々との交流などを参考にして、これまで具体的に明らかになっていなかった、紫式部の生涯と人間像を解明する。また、『源氏物語』を読む上で、知っておくとより物語が楽しめる、10のエッセンスも紹介。
平安文学研究・源氏物語研究の第一人者が、紫式部と源氏物語の魅力を余すところなく伝える。2024年大河ドラマをより楽しむための必携の一書!

感想・レビュー・書評

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    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569070

  • 深掘りとあったので、もう少し紫式部の事が多いかと思いましたが、ほとんどは源氏物語の事でした。源氏物語は原文ではなく小説でしか読んでいないので、私には難しくもっと上級者向けの本ですね。それでも物語には多くの謎もあって書かれた順番とかなぜ玉鬘が再登場?というような、思いもかけずこんな場面でこの人が再登場とか興味深い部分もありました。巻末の紫式部年表はとてもわかりやすくて良いです。生年没年など多分明確ではないところもしっかり書かれていて参考になりました。

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著者プロフィール

早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章。
主な編著書に『物語文学論攷』(教育出版センター、1971年)、『うつほ物語の研究』(武蔵野書院、1981年)、『奈良絵本絵巻集』全12別巻3(早稲田大学出版部、1987~1989年)、『常用源氏物語要覧』(武蔵野書院、1995年)、『源氏物語の享受資料―調査と発掘』(武蔵野書院、1997年)、『源氏物語古註釈叢刊』全10巻(武蔵野書院、1997~2010年)、『九曜文庫蔵源氏物語享受資料影印叢書』全12巻(勉誠出版、2008~2009年)、『平安文学の交響―享受・摂取・翻訳』(勉誠出版、2012年)、『フルカラー見る・知る・読む 源氏物語』(勉誠出版、2013年)、『ちりめん本影印集成 日本昔噺輯篇』(共編、勉誠出版、2014年)などがある。

「2017年 『正訳 源氏物語 本文対照 全十冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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