日本近世中期上方学芸史研究: 漢籍の読書

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  • 勉誠社(勉誠出版)
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585390138

作品紹介・あらすじ

近世中期、上方学芸の隆盛の背景には、豊富に舶載受容された明清漢籍の存在があった。
儒学はもとより医学、書学、そして国学(和学)においても、漢学の日本文化に与えた影響は大きく、それは大名家、富裕層、さらには新興の個人蔵書家の蔵書や漢籍の要文を書き抜き、手控えとした抄記などにまざまざと表れている。
都賀庭鐘『過目抄』、奥田尚斎『拙古堂日纂』などの漢籍抄録、漢籍・和刻本における書入など、諸種の読書記録を詳細に分析。
さらには文学・書画・医学など多方面に大きな影響を与えた『世説新語補』の受容の諸相を把捉することで、漢籍受容の諸相を鑑に近世中期日本の特質を明らかにする画期的著作。

著者プロフィール

二松学舎大学特別招聘教授。首都大学東京名誉教授。著書に『江戸小説の世界―秋成と雅望』『名分と命禄―上田秋成と同時代の人々』(共に、ぺりかん社)、『雨月物語 精読』(勉誠出版)、共著に『雨月物語』(ちくま学芸文庫)など。

「2016年 『上田秋成研究事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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