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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784585390275
作品紹介・あらすじ
中国の作家たちは儒教倫理とつきあいながら人間の真実を表現してきた。フェティッシュな表現に男の愛を託した陶淵明の「閑情賦」、愛する女との別れを語った元稹の「鶯鶯伝」、女性のすさまじい性欲を描いた柳宗元の「河間伝」など…。古来、解釈が定まらない古典作品を、「規範からの逸脱、規範への回帰」という創作手法を鍵として再解釈。その真の主題、作家としての姿勢・戦術を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569069詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『詩経』大序に示された、中国文学に課せられた社会倫理の規範による制限「変風は情に発して礼儀に止まる」、倫理に外れるような題材を用いるならば規範に回帰することが求められるという大前提が出来上がった。このことから歴代の文人による放蕩や性愛がテーマの作品の構造を読み解いていく。
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