「存在と時間」講義: 統合的解釈の試み

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (661ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588150494

作品紹介・あらすじ

現代フランス哲学を活気づけてきたユニークなハイデガー受容と、ハイデガー全集の刊行が進むに相俟って世界各国でますます盛んになってきた生成史的研究の双方を自在に横断し、あくまでハイデガーの思考を正確に解説し提示する姿勢を保ちながら、ガダマーやリクールの流れを汲む解釈学的現象学の立場から『存在と時間』とその「作業場」の姿を鮮やかに浮かび上がらせた画期的な注釈書。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読み通せるような本ではないので、図書館から何度も借りて読んでいました。手許に置いておきたいと思ったら、価格に躊躇している間に絶版になり、アマゾンでは8万円を超える高値となっていました。幸い、5月末に書物復権で再販されるようです。今度は買い逃さないようにしたいと思っています。と思っていたら、いつまで経ってもアマゾン等々の通販サイトには出てきません。Yahoo!ショッピングには、なぜか出てきますが、馴染みのないところでは買う気がしません。結局、いつまで経っても通販サイトには出てこないので、お散歩に出かけたときにお買い物のついでに丸善ジュンク堂渋谷店で見つけたので店頭で買いました。(2014/05/25)

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著者プロフィール

(Jean Greisch)
1942年ルクセンブルクのクーリッシュで生まれる。ルクセンブルクの大神学校、オーストリアのインスブルック大学の神学部で学んだ後、パリカトリック学院で哲学を学ぶ。1973年から同学院で教鞭をとり、 1985年から2006年まで教授を務める。また、1986年以来、フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員としてパリ・フッサール文庫に所属している。リクールやハイデガーを始めとする、現象学由来の現代仏独哲学の広範な研究で知られる。有名なスリジーのコロキウムでリクール、レヴィナス、アンリの3回にわたって組織責任者を務めるなど、フランス哲学界で重要な役割を果たしてきた。主著としては、本訳書と同系列のハイデガー・解釈学的現象学の研究書以外に、リクール研究の大著『ポール・リクール──意味の道程』(2001)、宗教哲学の歴史と現状に関する総合の書『燃える柴と理性の光──宗教哲学の発明』全3巻(2000-2004)がある。グレーシュは2007年9月に来日、東京・京都で講演を行っている。

「2007年 『『存在と時間』講義 統合的解釈の試み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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