反射炉 1: 大砲をめぐる社会史 (ものと人間の文化史 77-1)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588207716

作品紹介・あらすじ

日本初の佐賀鍋島藩の反射炉と精練方=理化学研究所,島津藩の反射炉と集成館=近代工場群を軸に,日本の産業革命の時代における人と技術を現地に訪ねて発掘

感想・レビュー・書評

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  • 反射炉が世界遺産に登録されたそうですが……いまいち、反射炉の構造がわからん!ということで読んでみました。炎が鉄にふれると炭素が入って鉄がもろくなるから、熔解室と燃焼室をわけて、燃焼室からでた熱を熔解室の天井に反射させて鉄を溶かすんですね!それで反射炉!

    日本の鉄砲と砲術の歴史をさらっと概括、そして佐賀・薩摩・長州の反射炉建造に尽力した人々の物語が1巻の内容です。韮山はまた次巻。

    著者は好き・嫌い。いい・わるいをはっきりさせて、竹を割ったように筆を進めていくので、とっても読みやすい!しかし、そこまでいわんでも……と思わず非難された人を擁護したくもなります。高島秋帆とか。長州藩とか。

    あの時代、武士の教養は儒学など、おもに文系であったと考えられるのに、藩士たちが蘭学塾や密航で西洋の科学技術を理解して導入するの、すごいなあ、とおもいます。(小並感)それにくらべて、文系脳だから反射炉の構造とか鉄の材質について細かくかかれてもわからなかったかもしれないけれど、この本はかかわった人物の逸話などが主だったから読めたわー、よかったー、と考えている私は…私は…

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