言葉と爆弾 (サピエンティア 39)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603396

作品紹介・あらすじ

なぜ神と正義の名のもとに冷酷なテロや殺戮に手を染め、憎悪の連鎖へと世界を巻きこむのか。映画から小説まで幅広く活躍する作家が、パキスタン系というみずからのアイデンティティとの葛藤のなかで、移民の子供たちがイスラム原理主義に傾倒する背景を、痛ましいほどの皮膚感覚で受け止め、神学や思想の言葉ではなく、現代の郊外を生きる人間の言葉で表現する。エッセイと小説をあわせて収録。

感想・レビュー・書評

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  • 『言葉と爆弾』(法政大学出版局) - 著者:ハニフ・クレイシ 翻訳:武田 将明 - 島田 雅彦による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    https://allreviews.jp/review/4170

    言葉と爆弾 | 法政大学出版局
    https://h-up.com/books/isbn978-4-588-60339-6.html

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著者プロフィール

(Hanif Kureishi)
1954年、ロンドン郊外のブロムリーに生まれる。父はインドのボンベイ(現在のムンバイ)生まれの移民でパキスタン大使館で働き、イングランド人の母は製陶所で絵師として働いていた。ロンドンのキングズ・カレッジに入学。作家になる夢を抱いていたが、大学では哲学を専攻する。卒業を待たずにロイヤルコート劇場の案内係として働きはじめる。1976年に自作の『熱を吸い込む』が上演され、劇作家としてデビュー。1981年にロイヤルコート劇場のライター・イン・レジデンス(座付き作家)となる。1985年に脚本を書いた映画『マイ・ビューティフル・ランドレット』、1987年に『サミー&ロージィ/それぞれの不倫』が公開され、1990年には『郊外のブッダ』で小説家デビューを果たす。1991年には自ら監督をした『ロンドン・キルズ・ミー』が公開。以降は小説を中心に執筆活動を行っている。邦訳された作品に、『ミッドナイト・オールデイ』(中川五郎訳、アーティストハウス/角川書店)、『パパは家出中』(中川五郎訳、アーティストハウス/角川書店)、『ぼくは静かに揺れ動く』(中川五郎訳、アーティストハウス/角川書店)、『郊外のブッダ』(古賀林幸訳、中央公論社)などがある。

「2015年 『言葉と爆弾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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