ズッコケ○秘大作戦 (こども文学館 13 ズッコケ三人組)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591007860

感想・レビュー・書評

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  •  モーちゃんがラブレターを持っている表紙からタイトルのマル秘とは告白のことかと思っていたのだが、蓋を開けてみればスパイ大作戦のようなマル秘であった。
    恋愛ものを期待したら巧みにはぐらかされたような気分だが、当時は007シリーズが大人気でスパイの片手間にアバンチュールを楽しむ風潮があったと言えなくもない。
    ただしが本書の恋愛は大層苦かった。
    ほろ苦いとかではない。激苦である。

     ハッキリ言おう。
    三人組は本作のヒロイン・マコに惚れた弱みからいいように利用されており、マコ自身もほとんど「利用しやすい」という認識で感謝すらほとんどしていない節がある。
    加えて小学生向けにしては色々と人間関係の汚い部分も描かれており、特にマコの取り巻きだった女子生徒連中の手のひら返しは酷いと思いつつも確かに自分が小学生の時は女子同士の友人関係なんてこんなものだと思ったものだ。
    「ズッコケ」という修飾語が入る以上マヌケな結末が待っているのは宿命的だが、もう少し甘い読後感があってもよかったのではないかと思う。
    コレに比べれば「ズッコケ山賊修行中」の方がずっと甘い。

  • このシリーズを 読もうと思ってはいるけど、なかなか興味が持続しないで積読中

  • もーちゃんがんばれ!

  • 第三弾。

    子供の頃にはいないのに、大人になるとマコみたいな人、たくさんいる。
    人間、少しずつ嘘を覚えて、嘘をつきながら大人になっていくんだ…
    悲しい話。

  • どの 時代でも 女子は しかたかですね(^_^ゞ
    それにくらべ 3人組の 純粋が 可愛らしかったです。

  • 恋というよりももっと他のテーマな気がする。
    ただこんな子がいたら嫌だなとは思うけど、さすが男子はあーいうタイプに弱いんだな、といつの時代も!

  • 微妙やな。

  • モーちゃんが女の子を好きになったのが良かった。

  • 嘘をついて相手を見方に引き入れようとする悪の知恵を、小学生ながらに身につけているマコ。己の美貌も利用する確信犯。彼女は6年1組に相容れないし、転校してよかったと思う。三人組にとってもほろ苦い思い出だ。

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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