せなかをとんとん (えほんはともだち 47)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 93
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591052280

作品紹介・あらすじ

しんぺいは、きょう、さかあがりができました。おとうさんにおそわったさかあがりです。てつぼうのうえにすわったら、とおくにおとうさんのすがたがみえました。「おとうさーん」って、おおきなこえでよんだら、おとうさんはふりかえってくれるでしょうか。父と子のあたたかな思いやりを描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 耳が聞こえないお父さん。大好きなお父さんの事を大切に思うしんぺいの姿に涙をこらえ切れませんでした。

  • 12分。聴覚障害のある父と一平くんの心の会話。

  • しんぺいは、きょう、逆上がりができた。お父さんに教わった逆上がり。
    お父さんの歩く姿が見えたから、しんぺいは走って、お父さんに追いついた。お父さんの背中をトントンって、たたく。
    しんぺいのお父さんは、耳が聞こえないから、しんぺいがお父さんに呼びかける時は、背中をトントンってする。そして手話で話す。
    きのう特訓した逆上がりが、出来るようになったよって。

    友達のお父さんみたいに、声をかけただけでは気がついてくれないお父さん。よその人に、耳が聞こえないことで遠慮されたりするお父さん。

    だけど、しんぺいはお父さんが大好き。本当は、しんぺいって、お父さんに名前を呼んでもらいたい。
    お父さんの背中を洗って、ちょっと耳をすませてみる。



    聴覚障害はあるけど、しんぺいにとっては大好きなお父さん。あたたかい家族の物語り。

  • 耳が聞こえないお父さんとのやり取りに心があたたかくなります。
    国語の教科書で紹介されていて、読んでみた絵本。

  • H24・5-1

  •  さかあがりができるようになったしんぺい。帰り道、おとうさんを見つけ、「おとうさん」と遠くからよんでみたくなった。でも、はしっておいかけて、せなかをとんとんとたたく。しんぺいと耳の聞こえないおとうさんのおはなし。

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著者プロフィール

1957年山形県生まれ。児童文学作家。読み物の作品に『ぬくい山のきつね』(新日本出版社/日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞受賞)、『じぶんの木』(岩崎書店/ひろすけ童話賞受賞)、絵本の作品に『たぬきの花嫁道中』(岩崎書店/日本絵本賞受賞)、『いのちがかえっていくところ』(童心社)、『すずばあちゃんのおくりもの』(新日本出版社)他多数。

「2023年 『じゅげむの夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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