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- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591058633
感想・レビュー・書評
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冒頭、タコのような火星人とも思しき物体が東京タワーに張り付いている。少年探偵シリーズもとうとう東京タワーが出来た時代に辿り着いたと思うと感慨も一入。本作では、電人Mというロボットのような怪人が化学者遠藤博士の大発明を入手するため、博士の息子治郎君をかどわかす。博士の大発明は、原爆・水爆をはるかに凌ぐもので、それを手に入れると世界を支配できるほどのものであるという。博士の発明の目的とその結末は、ディストピア小説を思わせるところがあり、少年探偵シリーズの中でも深く読める作品であると思った。昭和35年の作品。
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2013年2月1日
装丁/藤田新策
さし絵/佐藤道明
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