- Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591082379
感想・レビュー・書評
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いつだって死と隣合わせ、
そんなことわかっているはずなのに、
どうして笑えるの。
私らは、銃を抱きかかえる少年兵を想うことができるのか。
そこにあるのは同情か。
平和を願う心は持続するの?
結局私たちはノーテンキなんだ、
そしてやっぱり世界平和を希求することすら忘れて生きていく。
それが平和ボケした私らの愚直さだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真に胸打たれた
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写真と詩
強く印象に残る本。
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タイトルに惹かれて買った写真集です。
詩は堤江美さん、写真は高橋邦典さん。写真も、詩もあってて、感動しました。戦場で死と向き合う子供たちに対する詩です。
写真集って言うよりは、詩集の方が近いかも。今まで、色んな戦場の写真とか見てきたけど、ここの写真は結構温かかったです。詩は悲しいのに、写真は最初の方は笑顔ばかりだし。返ってそれがまた涙モノ。
そうそう、この本、本文と写真にも涙を誘われるのですが、あとがきもそうですよ。「あぁ、その通りだー」と思う箇所がいっぱいあるんですよね。
最初の部分の「またひとり、若者が殺されました」というのは結構衝撃的。誰だって、自分の子供が恐怖に歪む表情や、足が千切れてる映像なんか見たくないもの。自分の子供じゃなくても、膨脹した死体とか、頭が撃たれて判別もできないような死体とか見るの嫌なもの。