ハンナのかばん: アウシュビッツからのメッセージ (ポプラポケット文庫 851-1)

  • ポプラ社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591091951

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で十三年の生涯をおえた、ハンナ・ブレディ。半世紀後、偶然、ハンナがのこした旅行かばんと日本でであった、石岡ふみ子。ハンナはどんな少女だったのか。そして、彼女に何がおきたのか-?ふみ子のハンナ探しがはじまった。小学校上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 漢字に振り仮名がふられてるような子供向けの本なのですが。<BR>
    大戦時、理不尽にガス室に送られた人は本当にたくさんいます。
    「アンネの日記」でユダヤ人に対しての言われのない差別をご存知の方も多いでしょう。この「ハンナのかばん」はアウシュビッツのガス室で13年の生涯を閉じた一人の少女の短い人生をひとつの古い旅行かばんから追いかけていきます。<BR>
    途中で涙が止まらなくて、何度もページをめくる手が止まってしまいました。<BR>
    子どもだけでなく大人にも読んでほしい良書です。

  • 図書室本。アンネ・フランクよりも心に残った。
    ユダヤ人でなければ出来た事が沢山あった。
    戦争が悲惨な例を垣間見た。

  • 全ての人に一度は読んでもらいたい本。
    ホロコーストで犠牲になったハンナがどんな少女だったのか、探していく実話。

    お兄さんが、ハンナのかばんをアウシュビッツで探しても見つからず、写真だけ送られてきたのに、東京のホロコースト事務局にそのハンナのかばんが貸し出されたのはなぜなのだろう。

    ご遺族の元に、きちんと調べて遺品をお返しして欲しい。
    石岡さんが調べて追跡できたのだから、世界中のホロコースト博物館がちゃんと調べたり追跡したりして欲しい、と思いました。

  • 2014.04.27 mindia利用者kokoroさん関連の本。

  • 本当にムゴい…。

  • 研修にいって初めて知ったハンナのかばん。大変よみやすい内容ながら、訴えかけてくるものは大変大きい。普通に幸せな生活をしていたハンナ。そしてそのハンナのことを知りたいと思う子どもたち。未来に何を残せるのかはこうした事実に目を向けて、知ろうとしていく子ども達にかかっているのだろう。

  • 児童書なのですぐ読めます。
    が、
    読み進むうちに胸が詰まって何回もなんかいもため息。
    そして気がついたらジンワリ涙が出ていました。
    14歳にもなることなくガス室に消えて行った少女ハンナ。どんなにか生きたかったか、どんなにか歌を歌い、恋をして生きたかったか、、、

    そして今、そんなハンナが世界に驚くほど増えているという現状を思うと、声を出さずにはおられません。
    パレスチナで、パキスタンで、あるいはイラクで、イランで、、、
    ハンナが声を出している。
    叫んでいる。
    と、思うこの頃です。

    多くの人に読んでもらいたい本です。

  • 一つの古びたかばんから生まれた、半世紀の年月を越えて生まれた奇跡の出会いの物語。ホロコーストの悲しみと命のあたたかさが心に響きます。東京のホロコースト教育資料センターを舞台にした実話。2003年課題図書(小学校高学年)

    世界の50ヶ国で翻訳出版されています。


    ★★★映画になりました!
    チェコ、カナダ合作(2009年)
    世界80の映画祭で上映。観客賞などを授賞。
    カナダ版アカデミー賞、ジェムナイ賞ノミネート作品。

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