- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591096383
感想・レビュー・書評
-
第四巻は「おいしい」がテーマ。
■O・ヘンリ『アラカルトの春』
かわいい。
■ジェイムズ・ヤッフェ『ママは賭ける』
ママの安楽椅子探偵ぶりはさすがだが、息子夫婦の関係は不穏。
■アガサ・クリスティ『料理女を探せ』
依頼を取り下げられむきになるポワロがかわいい。桃の煮たの、は美味しそうだと思った。
■北村薫『砂糖合戦』
「日常の謎」というジャンルらしい、なるほど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<Mystery Selection 4 : Mystery is Delicious>
装画/ひらい たかこ
装幀/植田麻奈美(井上則人デザイン事務所) -
赤木かん子さんが編者で、テーマに沿ったミステリを集めた1冊。
今回のテーマは「ごはん」だそうで。
「グルメ」て言い方でなく、「ごはん」ていうところが、児童書だから?
○アラカルトの春(O・ヘンリ)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
、もともとの話がそうだったのか、訳者の訳し方のせいなのか、何を言ってるのかさっぱり分からなかった。
話がいちいちくどい。
○ママは賭ける(ジェイムズ・ヤッフェ)【★ ★ ★ ☆ ☆】
ブロンクスのママのシリーズのですね。
謎解きはいいけれど、これがもし実際に起こった事件だとして、この状況まで事が進んでいたとしたら、果たして今さら証拠を見つけるとか裏付けを取るとか出来んだろうかと思う。
○料理女を探せ(アガサ・クリスティー)【★ ★ ★ ★ ☆】
ポワロシリーズ。
私、ポワロといったら、デヴィッド・スーシェさんが演じ、熊倉一雄さんが吹き替えをやったドラマなので、小説を読んでても、それを思い起こしちゃうのね。
だから、何かつい、口調が違う…とか思っちゃう(笑)
○砂糖合戦(北村薫)【★ ☆ ☆ ☆ ☆】
前に、北村さんの別の作品を読んで、別に全然嫌な感じじゃないのに、まったく頭に入って来なかった…てことがあったんですけど、別作品でこのたび再チャレンジ。
そして、あえなく惨敗。
何をどうしても、話が頭に入って来ない。 -
料理がテーマのミステリーのアンソロジー。
レストランが舞台の「アラカルトの春」(O・ヘンリ)
同じくレストランで起きた事件を、自宅でママが推理する「ママは賭ける」(ジェイムズ・ヤッフェ)。
ただの家出とおぼしき失踪人を探す羽目になる探偵ポワロの「料理女をさがせ」。(アガサ・クリスティ)
喫茶店の客の行動予測「砂糖合戦」(北村薫)。
ヘンリ以外の三作は、よみながら真相を推理できる手がかりがたくさん。「ママは賭ける」は読んでやったら息子、傾聴。 -
メニュー書く職業とか素晴らしいですね…!時代性のある物語が好き。赤木かん子さんとセンス合うようですこのコレクションは読みきりたい!
-
子供にも楽しめるミステリー集。
この巻は、「ごはん」がテーマの話。
「アラカルトの春」・・・O・ヘンリ
「ママは賭ける」・・・ジェイムズ・ヤッフェ
「料理女を探せ」・・・アガサ・クリスティ
「砂糖合戦」・・・北村 薫