てのひら怪談: ビーケーワン怪談大賞傑作選

著者 :
制作 : 加門 七海 
  • ポプラ社
3.12
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本棚登録 : 149
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591096994

作品紹介・あらすじ

占い師曰く、掌には人の営みのすべてが映し出されるという。そこには幸福があり不幸があり、感情のすべてがあり、生と死がある。「てのひら」には運命が刻まれている-。

感想・レビュー・書評

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  • いろんな作家の作品。
    ちょっと理解が追いつかない物も…
    バリエーション豊か。

  • 全てが800字以内の怪談。
    こんなに短くても、怖い話にゾクッとする。
    短い文章でも気味悪い。って思えちゃう怪談本でした。

  • 見開き1ページ内で完結する超ショートストーリー!
    こんな短い文字数で話書けるのすごいなーと思いながら読んでた。

    短いからこそ、サクサク読めるし休憩本としてかなり良い!
    以下特に気に入った作品!



    「夏の夜」が良かった!好き!
    不気味な幽霊は祖父の昔の女。
    それを死んだ祖母が幽霊として出てきて、女は強し!と思った。


    「少女と過ごした夏」も良かった!
    実際にあったら怖いような、楽しいような。
    一夏の思い出って感じで、青春時代も感じる!


    「お化けの学校」は幽霊が主人公で現実みたいに学校の幽霊として就職する話。
    クスっと笑えるし音楽室のベートーベンに宿るとか笑けた。

  • 好みによるけど、面白い話がたくさん

  • 2017.7.7読了 79冊目

  • 中学生の時何気なく図書館で借りた本。
    一話一話が短くて読みやすい。
    斜欣が個人的に好き。

  • 800字以下の超短編怪談集。
    短いので実際友達から聞く話と同じ分量なのでリアル。
    夢に出る悪夢のネタが増えた…

  • 短編集やアンソロジーというのはつねに玉石混淆で、短くとも心に残る作品に出会えることもあれば、わずかな文章量でさえ読み進めるのが苦痛な作業になってしまうこともある。この一冊がまさにそれだった。なんでもWEBサイトでの投稿を編纂したものだとかで、書き手はいわゆる同人ばかりである。同人というのは読みやすさよりも美辞麗句を飾りたがる時期があって、料理人で喩えると、写真として撮れば美しい料理だけれども客の食べやすさやテーブル構成をないがしろにしていたり、やたらと高級食材をちりばめた結果味の焦点がぼけてしまったりというような有様である。それはたとえばペンネームにも表れていて、ふだん使わないような気取った文字でどう読んでいいかわからない筆名の作家・同人というのはえてして書いたものも読みにくい。個人的にもそういう時期があったので、自分の青春を思い出すようで小恥ずかしい。
    この一冊で面白いと思える作品はせいぜい一、二本であった。800字という文字制限に対し作品世界を内包しすぎて書ききれていないものが多い。もっと肩の力を抜いて書いたほうがいいんじゃないかと思う。
    などと苦言を連ねたが、まだ続編も出版されているので、性懲りもなく読んでしまうんだろうな。それが怪談の魅力、怪異を読むことは習い性になる。

  • 原稿用紙2枚の公募作品集。100話収録。
    面白いと感じたのは7作品ありました。

  • 2010/04/22 読了。

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著者プロフィール

1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。

「2023年 『起きられない朝のための短歌入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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