- Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591099827
作品紹介・あらすじ
たいくつな雪の日、ひとりのお茶の時間、ねむれない夜にはお話をひとつ。ほら、ペチカはぼうぼう猫はまんまる。おなべの豆は、ぱちんとはじけた。ふしぎな物語がはじまります。
感想・レビュー・書評
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ほんとのロシア民話じゃなくて、「ロシア民話風」に書かれた5つのおはなしでした。
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マイ本。寒い季節に再読したくなる、ロシア風の創作童話5篇です。著者さんによると『アレクセイと泉』にインパイアされた作品とのこと。語り始めと結びに繰り返される「ペチカはぼうぼう 猫はまんまる おなべの豆は、ぱちんとはじけた」のフレーズが心地よい。どのお話も読み易く、語りで聴きたくなります。
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「ペチカはぼうぼう 猫はまんまる おなべの豆は、ぱちんとはじけた」で始まり終わる、寒い日に暖かい部屋でのんびりと読みたい5つの物語です。ペチカ(ロシアの暖炉)の前でおばあさんが民話や昔話のような物語を語っている情景が浮かぶようです。
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1965年生まれのやえがしなおこさんの、とても心癒されるふしぎなお話。
お伽噺といってもいいような、懐かしい感じがするおはなし5編。
「ぺちかはぼうぼう、ねこはまんまる、おなべのまめはぱちんとはじけた。」
お話の初めと最後のおまじないのことば。
私が1番好きなのは、「猫と犬と馬が泉をさがす旅に出た話」
でも、ほかの4編も全ていい。
暖かい部屋で、ほっかりと読みたい1冊