デバッグ・ガール

著者 : 北島行徳

• ポプラ社 (2008年5月19日発売)

感想・レビュー・書評

[tamausaさんの感想 · 2010年2月16日]

派遣セレブ（派遣で入った一流企業で玉の輿）を目指す主人公が、生活のためしょうがなく仕事のつなぎに入ったゲーム会社の社長秘書業務。
ギャルゲーとフィギュアとオタクと腐女子に衝撃を受けつつ、後半ゲームのバグをみつけるデバッグ業務につきます。
仕事に対する考え方、今まで接していた人の本音、いろいろなことに気がついていく主人公。
いわゆるワーキングガールものと言ってよいでしょう。
彼女によい未来が待っているといいなと思えるラストでした。

装幀 / 松 昭教
<BLUBBER2>パッケージ装画 / 松尾 ゆきひろ
初出 / 『asta*』2006年11月号〜2007年10月号連載、加筆修正。

[katokonさんの感想 · 2008年8月4日]

理沙２３歳、派遣社員。
いい男との出会いを求め、一流企業を渡り歩く彼女の次の派遣先は
小さなゲームソフトメーカー…？！　
ゲーム業界×ハケン社員お仕事物語。

著者プロフィール

1965年、東京生まれ。91年、障害者のプロレス団体「ドッグレッグス」を旗揚げし、代表に就任。毎日新聞社学生新聞部「毎日中学生新聞」の契約記者を4年間務め、97年2月よりフリーランスになる。98年、処女作『無敵のハンディキャップ』で講談社ノンフィクション賞を受賞。小説、ノンフィクション、漫画原作と幅広く活動する中、ゲームシナリオも手がける。主な著書にノンフィクションの『ラブ&フリーク』『弾むリング』、小説の『バケツ』『サークル』、漫画原作に『ハマトラ THE COMIC』など。

「2018年 『無敵のハンディキャップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」