コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 147
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114360

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりちょっと悲しい物語が多いのが
    ちょっと残念です。

    でも世界観やら描き方やら語り口がいいです。旅する雪だるまたちや化け猫の話もよかったです。

  • 雪うさぎさんたちがさゆきちゃんを思う気持ちが微笑ましくて、だからこそ、その後が胸にしみる。その思いは温かくsみてくる。彼らの存在があったから、さゆきちゃんの生活は変ったのじゃないかな。
    姿は消えても、見守る思いはさゆきちゃんのそばに残る。
    人魚姫は、ホラーのち希望。
    真衣も秋姫もとてもいい子。ちょっと歯車が狂って引きこもりになってしまった真衣だけど、前に進みたいという気持ちはなくしていないし。
    秋姫がついていれば百人力。がんばれ!
    薫子さんのお話もほんわかして大好き。
    最終話のねここちゃんのお話。途中まで、その思いが切なくて気がかりでならなかったけど、よかった、本当によかった。ね、ねここちゃん。

  • 雪うさぎの旅ー溶けてしまう雪だるま達と雪うさぎがせつなかった。
    人魚姫ー幽霊の秋姫が怖かった
    魔法の振り子ー長い話だけどオカルト要素があって好き。薫君がかわいそうで衝撃的。世の中理不尽なことばかり。やるせないなあ
    エンディング〜ねここや、ねここ
    猫ちゃんは不思議な生き物。コンビニのお兄さんとの会話が短いけど、面白かった。

  • 店員さんがほんとにやさしそうで温かそうでぜひ一度会ってみたい... なんて、私に言わせてしまう、そんな話ですw

  • このシリーズを読むのは久しぶりでしたが、今回も優しい物語でした。タイトル通り、合えなくなった人に出会える奇跡に、切なくなったり、心があたたかくなったり。でも、一番好きだったのは最後のねここのお話。戦国時代から始まる、お話の運びが好きでした。ねここは、これからどう生きていくのだろう。猫でないものになってでも、守りたいものがあるってすごい。風早の街は、他の村山さんのお話でも舞台となっていますが、訪れてみたいくらい好きです。不思議がいっぱいの、素敵な街なんだろうな。面白かったです。

  • 【あらすじ】
    大事な探しものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。ミステリアスな店長が笑顔で迎えるのは、大好きな友だちに会いたいと願う10歳のさゆき、あるきっかけからひきこもりになってしまった17歳の真衣、学生時代の恋をふと思い出した作家の薫子…そこで彼女たちが見つけるものとは?ほのかに懐かしくて限りなくあたたかい4編を収録したシリーズ第2弾、文庫書き下ろしで登場。

    【感想】

  • +++
    大事な探しものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。ミステリアスな店長が笑顔で迎えるのは、大好きな友だちに会いたいと願う10歳のさゆき、あるきっかけからひきこもりになってしまった17歳の真衣、学生時代の恋をふと思い出した作家の薫子…そこで彼女たちが見つけるものとは?ほのかに懐かしくて限りなくあたたかい4編を収録したシリーズ第2弾、文庫書き下ろしで登場。
    +++
    「雪うさぎの旅」 「人魚姫」 「魔法の振り子」 「エンディング~ねここや、ねここ」
    +++

    どれも切ない物語である。主人公はみんな健気で、一生懸命考えている。それでもうまくいかずどうにもならないことがある。そんなときに現れるのが「コンビニたそがれ堂」なのである。その人が必要な時に、必要なものを手に入れることができる。そして、進むべき道へといざなってくれるのである。ここに行き着くまでの苦しみと、これで何かいい方向に向かうに違いないという安堵、そしてどんな風にして道が開けるのかを見守っていると、必ず一度は涙でページが見えなくなる。行ってみたいような、行かずに済むならそれがいちばんなような「コンビニたそがれ堂」。不思議な魅力の一冊である。

  • ピュアフル=青春小説なのか?成程、確かに純粋な時をかけたなっと感じられる言葉達に遭遇した気がする文体。

  • コンビニたそがれ堂シリーズ第2巻。

  • 続編。また、このコンビニの話が読めるのは嬉しい限り。

    「人魚姫」を読んでいて、自分の就活を思い出した。皆が就職先が決まっている中、取り残された気持ちがしていた自分。死んだ方が世間のためになるんじゃないかと思ったこともあった。でも、一歩一歩焦らず歩んできたからこそ今の職場がある。真衣に幸あれ。いや、あれだけ強いお守りがあれば大丈夫かなww

    「魔法の振り子」は泣きそうになった。いい夫婦だなあと思ってしまった。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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