- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591114360
感想・レビュー・書評
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前作よりちょっと悲しい物語が多いのが
ちょっと残念です。
でも世界観やら描き方やら語り口がいいです。旅する雪だるまたちや化け猫の話もよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雪うさぎさんたちがさゆきちゃんを思う気持ちが微笑ましくて、だからこそ、その後が胸にしみる。その思いは温かくsみてくる。彼らの存在があったから、さゆきちゃんの生活は変ったのじゃないかな。
姿は消えても、見守る思いはさゆきちゃんのそばに残る。
人魚姫は、ホラーのち希望。
真衣も秋姫もとてもいい子。ちょっと歯車が狂って引きこもりになってしまった真衣だけど、前に進みたいという気持ちはなくしていないし。
秋姫がついていれば百人力。がんばれ!
薫子さんのお話もほんわかして大好き。
最終話のねここちゃんのお話。途中まで、その思いが切なくて気がかりでならなかったけど、よかった、本当によかった。ね、ねここちゃん。 -
店員さんがほんとにやさしそうで温かそうでぜひ一度会ってみたい... なんて、私に言わせてしまう、そんな話ですw
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このシリーズを読むのは久しぶりでしたが、今回も優しい物語でした。タイトル通り、合えなくなった人に出会える奇跡に、切なくなったり、心があたたかくなったり。でも、一番好きだったのは最後のねここのお話。戦国時代から始まる、お話の運びが好きでした。ねここは、これからどう生きていくのだろう。猫でないものになってでも、守りたいものがあるってすごい。風早の街は、他の村山さんのお話でも舞台となっていますが、訪れてみたいくらい好きです。不思議がいっぱいの、素敵な街なんだろうな。面白かったです。
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大事な探しものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。ミステリアスな店長が笑顔で迎えるのは、大好きな友だちに会いたいと願う10歳のさゆき、あるきっかけからひきこもりになってしまった17歳の真衣、学生時代の恋をふと思い出した作家の薫子…そこで彼女たちが見つけるものとは?ほのかに懐かしくて限りなくあたたかい4編を収録したシリーズ第2弾、文庫書き下ろしで登場。
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「雪うさぎの旅」 「人魚姫」 「魔法の振り子」 「エンディング~ねここや、ねここ」
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どれも切ない物語である。主人公はみんな健気で、一生懸命考えている。それでもうまくいかずどうにもならないことがある。そんなときに現れるのが「コンビニたそがれ堂」なのである。その人が必要な時に、必要なものを手に入れることができる。そして、進むべき道へといざなってくれるのである。ここに行き着くまでの苦しみと、これで何かいい方向に向かうに違いないという安堵、そしてどんな風にして道が開けるのかを見守っていると、必ず一度は涙でページが見えなくなる。行ってみたいような、行かずに済むならそれがいちばんなような「コンビニたそがれ堂」。不思議な魅力の一冊である。 -
ピュアフル=青春小説なのか?成程、確かに純粋な時をかけたなっと感じられる言葉達に遭遇した気がする文体。
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コンビニたそがれ堂シリーズ第2巻。