江戸時代の和菓子デザイン―Edo Period Japanese Confection Designs

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 163
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118092

作品紹介・あらすじ

徳川家御用達の菓子屋による、美しい菓子デザイン496点を植物、動物、自然などモチーフごとに分類。菓銘の由来や意匠の魅力、製法についてもわかりやすく解説した、初めての一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の和菓子のカタログ
    こんな絵画のような品が作られてたのか、と思うと驚きでしかない。巻末・両口屋是清さんによる再現も素敵だった。

  • 和菓子のデザインが色々あった。植物だけではなく、月や、朝と夜というのもあった。和菓子でその時間をイメージさせるなんて素晴らしい

  • 江戸時代の徳川家御用菓子屋の絵図帳。
    御蒸菓子御見本、御干菓子御見本、これらの上菓子の菓子図から
    選んだ四九六点を解説している。菓名の由来、製法等も掲載。
    将軍家や大名茶人を楽しませる上菓子。
    味ばかりでなく、繊細で卓越したデザインで目を楽しませ、
    見立てで探求心をかき立てたことでしょう。
    単に美しい、可愛いだけでなく、御用菓子屋としての伝統と誇り、
    味とデザインへの追及が感じさせられました。
    一部ではあれど、再現された菓子たちの素晴らしいこと!
    また、本の装幀、外国人読者を意識した内容も良かったです。

  • 江戸時代の殿様たちが見て口にしていたであろう上菓子の見本帳から抜粋されて作られた本。
    可愛い・綺麗なものもあればどうしてそうなる?というものまであって、想像力創造力のすごさが伺えます。
    幕末には、海外の使節の方たちにも贈ったという話も印象的でした。

    できれば本物も見て味わえると最高。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「想像力創造力のすごさが伺えます」
      見ていて飽きないと言うか、上手く使えば役立ちそう(コレは独り言)
      「想像力創造力のすごさが伺えます」
      見ていて飽きないと言うか、上手く使えば役立ちそう(コレは独り言)
      2012/05/10
  • 餡子は苦手だ。こし餡に白餡、小さなお饅頭でも2個食べると、もういけない。胸のあたりがもたれるような、重たい気分になる。
    だけど、ケースに並んだお干菓子や蒸し菓子を見るのは大好きだ。
    紅や緑や黄色、紛れもない和の色に染められた、片掌に乗るほどの小さな菓子が見立て、形作るのは日本の四季と風物。
    どれも、そのままピンズや髪飾りにしたいくらいに、お洒落で可愛い。
    「おいしそう」と思えないのが和菓子屋さんに申し訳ないが、そういう愛で方も「あり」ってことにしておいて。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そのままピンズや髪飾りにしたいくらいに」
      私も、そう思います!
      和柄を考える時の一案にしようと、秘蔵中←日の目を見ない可能性有り。
      「そのままピンズや髪飾りにしたいくらいに」
      私も、そう思います!
      和柄を考える時の一案にしようと、秘蔵中←日の目を見ない可能性有り。
      2012/05/10
  • 最新の所在はOPACを確認してください。
    TEA-OPACはこちら→
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00492602

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/56147

  • (→茶道サークルに入った長女に送る)

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:383.81||ナカ
    資料番号:10205426
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著者プロフィール

中山圭子 中山圭子東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。和菓子のデザインのおもしろさにひかれて、卒論に「和菓子の意匠」を選ぶ。 現在、虎屋の和菓子資料室、虎屋文庫の研究主幹。和菓子の展示企画や資料整理などの仕事をしている。著者に『和菓子ものがたり』(朝日文庫)、『和菓子おもしろ百珍』(淡交社)「事典和菓子の世界」(岩波書店)など。

「2007年 『和菓子のほん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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