神様からの宿題 (一般書)

制作 : 藍原 寛子 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 24
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132098

作品紹介・あらすじ

「iPS細胞を使って僕の病気を治してください」。筋肉が骨になる難病(FOP)を持つ少年は、病気の治療に役立ててほしいと、山中伸弥先生に自分の皮膚の細胞を提供した。治療法のない病と生きる親子が紡ぐささやかな希望の手記。

感想・レビュー・書評

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  • 916
    FOP

  • 過酷すぎる難病・・・。
    同じ難病と ひとくくりにされて 申し訳ない気がします。
    「神様からの宿題」 私にも出ているだとしたら・・・。

    「自分の子どもを安心して学校に通わせていられるのは、先生方を信頼しているから・・・」
    「カレンさんの心はとてもしなやかです。心は骨化していないのです」
    「いっくんとぼくらの一日の長さのちがいをよくわかっているつもりです。まだ 手探りですが。iPS細胞の技術で私たちに何ができるか、学ばせてください。何年かかるか、何十年かかるかわからないけれども、取り組みます」iPS細胞ノーベル省受賞 山中教授の言葉に胸がいっぱいになる。

    実るほど頭の垂れる稲穂かな・・・。
    本当に素晴らしい人なのだと 改めて思う。

  • ノーベル賞受賞の山中伸弥先生と並んでいる場面をテレビで見かけて「この子は誰ぞや」と気になっていましたので本を見つけて早速読みました。

    おかあさんと本人が生誕から病気の発覚、対する取り組み闘病などについて双方の立場から時系列で思いや状況を綴っています。

    育海君という子がどれだけいい子かということを感じます。
    周りにいる人々もみんなすばらしい方々ばかり。
    でもたくさん我慢をしてたくさんお母さんを気遣って、この子は同世代の子よりもちょっとだけ大人になるのが早くならざるを得なかったのだろうな、と読み進めていくと切なくなります。
    難病指定を得るということも並大抵のことではなかったでしょう。
    神様からの宿題、という捉えかたにも心を動かされます。

    山中先生のiPS細胞についての本を先に読んでいて良かったです。
    一層、この研究の早期実用化を願わずにいられません。

  • 難病の少年が手記を出版「神様からの宿題」 - 47NEWS
    http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013020401001176.html

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    「ノーベル賞を受賞した山中教授との出会い。そしてiPS細胞研究に希望を見い出すまでの親子の記録。」

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