(P[あ]6-1)いまはむかし (ポプラ文庫ピュアフル (P[あ]6-1))
- ポプラ社 (2013年9月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591135884
感想・レビュー・書評
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しばらく表紙イラストが誰だか分からない仕様。
スカートみたいに短いからあまり関係ないのかもだけれど。
かぐや姫モチーフ。
冒険は終わらない。
読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹取物語をベースにした物語。
不死の力を与えられる「かぐや姫」の末裔は、その力を5つの月の宝とともに天に帰そうと、守人と一緒に旅をする。
都の武門の一族から家出してきた文官志望の青年と幼なじみも道連れとなり…。
古典でならう前後に読むと楽しいかも。
男子と女子の型にはまるかとおもいきや、それぞれの場所で頑張っていた。 -
面白かった。夢中で読んだし、とてもワクワクした。古典をモチーフにした作品というのが好き。いまはむかしの人々を近くに感じることができた。可能なら輝夜と阿生たちの物語をもっと読みたい。
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思ったより恋話してて……びっくりした……
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武官になるのが嫌で家出した先で出会ったのは
かぐや姫に関する少年達。
序盤で少年達の正体が分かるわけですが
ある意味全員すごいです。
子供特有の無邪気さと純粋さで進む彼らと
自分の都合で進んでいる主人公、と幼馴染。
読み進めて行くと、主人公誰だった? という感じです。
順調に集まっていくので、これは最後まで? と思ったら
それはそれで想像力羽ばたく最後に。
始終、わくわくどきどき、というよりは
どうするつもりなのか、という展開。
悪用している人と、ないと抵抗も出来ない人。
こういうのに直面すると、どうしていいのか
さっぱり、になります。 -
今までにない、かぐや姫の話だった。説明し難い人の感情を題にした物語で最後まで楽しく読めた。
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面白かった。日本最古の物語といわれる『竹取物語』を、現代の若者向けにテンポよくアレンジしてある。特にかぐや姫が五人の公達にリクエストした五つの品を、それぞれ真実を映したり雷を操ったりできる神の力が宿った宝に見立てたところがよかった。中でも蓬萊の玉の枝は秀逸。月の満ち欠けにあわせて熟す白き果実ーーそれをひとかけ口にすれば、この世の知恵を望むだけわがものにできる。そしてその力を使った藤原不比等が右大臣として君臨したという設定もまことしやかで痛快だ。が、肝心の月守りカップルがかぐや姫と皇子というのはやや出来過ぎで安直感あり。あとラストの2行は蛇足だと思う。
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竹取物語をモチーフに、運命に逆らうかぐや姫と姫を守る少年を描く。
かぐや姫の伝説をうまく物語にしているとは思うけど、いまいち入り込めなかった。登場人物も、かぐや姫側の輝夜と阿生はまだいいとして、一緒に旅をすることになる弥吹と朝香、それに翼が、みんな重要な役割であるのにうすっぺらく、それぞれの関係も浅いように感じてしまうので、もっとそれぞれのつながりをしっかり描いてほしかった。どこを中心に話がすすんでいくかもぶれているので、軸をしっかりさせてほしい。
中高生向けのレーベルらしいから軽さが売りなのかもしれないけれど、ライトで読みやすくても軸のしっかりした物語はあると思う。ひとつひとつの設定はおもしろいと思うので、残念。 -
キヨが女の子だと自覚するシーンにじんときた!
自分もぶりっこって言われるのが嫌でわざと
男みたいに振舞ってたなあ。