ズッコケ中年三人組age48

  • ポプラ社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591137031

感想・レビュー・書評

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  • 市議会議員のハチベエが痴漢の容疑で警察に捕まるが、被害を訴えた女子高生たちはすぐに勘違いだったかもしれないと言い出し、ハチベエの疑いは晴れる。

    冤罪であったものの、そもそも議員がそんな疑いをかけられることがよくないとハチベエはやきもきするが、対立する派閥の大物議員が新聞記者と遠ざけてくれた。

    ことのおかしさにハカセが気づき、女子高生たちを操ったやつがいると勘繰り、ハチベエの弱みを握って自分の派閥に取り込もうとする議員の悪巧みが明らかになる。

    -----------------------------------------------

    LINEとかFacebookが登場することに驚く。これを書いてるときの那須さんは70歳くらいだったのではないだろうか。さすがだ。

    三人組が協力して謎を暴くものの、それで何かが変わるわけではなく、相手が勝手に自滅していくという流れはズッコケシリーズっぽくていいなあと思った。
    モーちゃんの娘やハチベエの息子が活躍し始めて、そろそろ世代交代の時期なのだろうか。このシリーズもどうやらあと2巻で終わりらしい。

  • キナ臭い 政治の世界…ハチベエのまわりでもやっぱりあるのね(^^;;
    でも、次世代の モーちゃん長女や ハチベエ次男の 活躍もあり 楽しく 読み終えた。どうなる?花山商店街!?

  • 48歳。だんだんおっさんになっていくw
    今回は痴漢冤罪と政治家の闇。
    ハチベエが今後政界でどうなっていくのか、意外にもハカセは子供好き、モーちゃんも娘にやきもき。
    と、それなりの進展というかいつもバッドエンドにならないことは分かっているけど、それなりに楽しめます。あと2冊。

  • 今回は時事をさらりと。煩わしさは拭えないだろうけども、良好な人間関係はあるに越したことはないw

  • どろどろしてるなあ
    しかし、えらいとかえらくないとか、子どものごっこ遊びにしか感じられないよ
    あほらし
    きっとハチベエもそう思ってるんじゃないかなあ

  • 児童書ベースの語り口、話の展開なのに「スキン」とか「夜のお勤め」のようなワードが出てくるところのズレが非常に面白い。

  • 深夜に稲垣吾郎さんがやってる番組にて新刊が出てたことを知り、図書館へ。
    ハチベエの政治家としての活動を中心に展開。
    政界の闇、みたいなものですかね。派閥争いだったり。裏工作とか。政治家のイメージってどうしてもクリーンになりませんよね_(┐「ε:)_

    ハカセの息子もすくすく成長しているようで、それを愛でるハカセの様子がまた新しい。元は子どもがそう好きでなかった人も、我が子を授かるとその愛おしさを知る、みたいなことよく言いますもんね。

    モーちゃんは大学に通い始めた娘の恋愛ネタがちょっと更新されたかな、と言う程度で今回あまり本人には変化なし。

    ハチベエが市会議員になったことで、大分行動制限されてしまうような気がするけど、まだ続くんですよね。著者が健在である限りは毎年新刊出るようですが。次回はどんな話って言ってたかしら。あとがき、記憶にありません。

    ドタバタ楽しいのがいいなぁ。

  • 20140508読。

  • 三人組も年男。
    チカンの疑いをはらす方法はないって言うからなぁ。ハチベエ、危機一髪。
    昔は歳を取らなかったけれど、徐々に老いていくのも見てしまうんだろうな。
    若干、さみしさを感じてしまう。

  • ズッコケ中年組シリーズも9作目。定着した年1回の最新刊が毎年楽しみになりました。
    漢字が少なく、児童書ベースの語り口など、懐かしさを感じています。
    今回は、地元代議士になられたハチベエが巻き込まれる事件と、地元政界でのきな臭い話だけに、愉快なストーリーではなく、さわやかさを感じられない部分は、少々不満は残りました。ただし、彼らも48歳となっており、子供達が軸となって、話を展開しないと、リズムが出てこない部分があり、寂しくもあり、時代に合わせる感覚としても仕方ないのかもしれませんが。
    那須先生が、いつまでも、ズッコケシリーズを続けてくれることに感謝をしつつ、どこまで、彼らを中年として扱うのか、そろそろ健康不安を取り上げられる展開もありうるのか、などと邪推をしつつ、次回作を楽しみに待ちたいと思います。

  • (231P)

  • 子どもの成長、閉経の話題、老化。。まず、年を確かに重ねていることを改めて実感し切なくなった。ハチベエの痴漢冤罪がもっと悲惨な結末になると思いびくびくしていたので、あっさり、最後は仲間や家族が一致団結しさわやか?に取りあえず平穏に終わり、率直な感想としてほっとした。慣れ親しんでいるキャラクターに情が入りすぎていることを実感。。物語は確実に進んでいる、3人の行く末をこれからも見守っていけることに感謝し、次回作を待つ!

  • 毎年1冊なので、今年は何がテーマかな? おれおれ詐欺あたりかな? と思って読みだし、
    痴漢のえん罪や、政治の裏取引?みたいなもので、
    3人組もいよいよ本当に中年になってしまったのねえと寂しく思い。
    特にハチベエの大人っぷりには、正しいんだろうけど、やはり寂しく思ってしまったよ。

  • 久々に3人組、そして子どもたちと事件を解決するストーリー。
    他の2人に比べて身辺が落ち着いているモーちゃんがやや地味かなと思ったけれど、見せ場もあり。
    やっぱりズッコケはいいです。次巻も楽しみ♪

  • 那須先輩のお話は、年を経るほど広島に戻ってるなあ~

    今回は議員先生になったハチベエが巻き込まれた痴漢騒動。

    まあ、とりかく楽しく気楽に読めます。

  • いくつになろうが、ズッコケは永遠です!読み終わった後の余韻が爽快で、来年が楽しみです。

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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