はるか遠く、彼方の君へ

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 133
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140048

感想・レビュー・書評

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  • 歴史さっぱりでも快適に読めましたが、
    知ってたら楽しみが深かっただろうな。

    スピンオフが文庫版に入ってるの?
    それはぜひ読みたい。

  • 文庫の表紙で気になって。源平合戦のまっただ中にタイムスリップした高2の男女3人。戦国時代では無かったかもしれないけど、あの時代も相当よね。源平ではどうしても北条氏寄りの源氏に気持ちをもっていかれるし、そっちを応援?したくもなる。ところで真弘は史実に存在するの?平氏側で捕虜として源氏のとこにいたし、なんとなく含みのある存在感もあったよ。

  • 現代から源平合戦の最中にタイムスリップしてしまった三人の高校生 
    一の谷の戦いの直前の源義経に拾われた三人が「現在に帰る」ためにさまざまな苦難に立ち向かう。 
    昔なら『NHKの少年ドラマシリーズ』に採用されそうな内容。 
    眉村卓が書きそうなジュブナイル。 
    複雑な家庭環境を踏まえたところが今時か? 
    サクッと読めます。 
    『はるか遠く、彼方の君へ』というタイトルなるほどな・・・と

  • 修学旅行で訪れた京都。何かの声を聞いたと思ったら、見知らぬ場所にいた。彼らはどこに来てしまったのか……。いんやー、面白かった!安澄加奈さんは注目していた新人なのですが、二作目、実に読みごたえがあり、かつわくわくさせてくれる物語でした。前作は古代日本が舞台の少女小説でしたが、今作は平家と源氏が戦う時代。そして表紙からわかるように、三人の高校生がそこに訪れ、彼らが見るものは……という物語でした。悲しいことや辛いこと、恋とか生きることを知ったり、こういう物語では「戦い」から現代人たちが遠ざけられるのがセオリーですが、戦いにも出向かざるを得なくなるというのがなかなかに厳しく、この作者はそういう人なんだなあと思いました。これからも期待です!

  • タイムスリップ×歴史ロマン+恋に、生死をかけた戦に、武士道?に…色んな要素が凝縮された、熱く巡り巡るエンターテイメントストーリー!といった感じ。
    要素が満載なだけに、それぞれが少し薄っぺらいような気がしなくもなかったけれど(落とし所が浅いというか)、なかなか勢いよく、面白く読めた。
    義経は心惹かれる人物だけに、なんだか最後まで切なかったなあ…
    しばし日本の歴史に、その時を生きた人々に、
    想いを馳せよう。

  • よかった。今は放心状態。
    歴史で習うことはどこかよそごとという感じになるけれど、すべて今に続いていて、伝えられていることがどれだけ本当かは分からない。
    3人それぞれも良かった。

  • タイムスリップの話とか苦手だと思っていたけど、この本は楽しかった。夕鷹がちゃんと人と関わって、人を好きになって、成長していく姿がかっこよかった。自分以外の誰かの幸せを望むことができるようになったのはつよくなったからだ。

  • 歴史に興味を持つきっかけになる

  • 三人の現代の高校生が源平合戦の真っ只中にトリップしてしまったら…。500ページを超える分厚い本ですが、面白くて一気に読んでしまった。
    自分とはなにかと思春期に誰でも一度は思い悩む心情を背景に、過酷な800年前の戦いの中でそれぞれがそれぞれに悩み傷つき何かを得て変わる。
    青春劇であり、恋愛小説でもあり、歴史物でもあった。
    源平合戦で描かれるのは誰でも知っている有名なエピソードなので、歴史にそれほど詳しくなくても楽しめるだろうと思う。
    個人的には滅んでいった平家ゆかりの先祖を持つので平家を応援したいところだけれども、彼らを庇護し、深く関わった義経をどうしても贔屓にしてしまった。
    「人を殺せなかったことが情けないことだなんて、華月にだけは言わせたくない」
    現代の常識とかけ離れた800年前の常識の中でもがく彼らの数ヶ月の冒険と、時を越えて継がれたと信じる恋を満喫しました

  • タイムスリップもの。修学旅行の最中に800年前の源平合戦のど真ん中に飛ばされてしまった3人の高校生の話。
    面白かったです。主人公の3人も含めて、登場人物がみな魅力的でした。源氏・平家の誰もが。でもやっぱり一番の好印象は源義経かな。ラストの壊れた携帯に刻まれた「彼方に継ぐ 我が子幾久」の文字をを見つけたシーンはちょっと感動。遠矢のスピンオフの話が読みたいかな。

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