- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591149270
感想・レビュー・書評
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ニューベリー賞受賞作とのことですが、若干つらい描写もあり。ただそれも世の中美しいことだけではないからという作者のお考えとのこと。
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小学生の時、何回も繰り返し読んだ本。
大人になった今でも時々タイトルの針を持ったネズミを思い出す時がある、笑
相当好きだったんだなぁ -
はじめて読む児童書にとってもおすすめの一冊。
小さな小さなハツカネズミが、お姫さまに恋をして、暗闇とおそろしいドブネズミのいる地下牢を冒険するお話。
小学高学年でも読めるほど優しい文章なのにも関わらず、大人でもどんどん引き込まれる世界観が素敵。こんな名作があったのかとちょっと驚いた。
お城から一歩も出てないのに、15グラムしかないハツカネズミにとっては大冒険!最後はあれ?打ち切り?くらいのあっさりさではあったけど、それもまた良し。続きが読みたくなりました。 -
お城に住む様々な生物や人の話。対象年齢がおそらく小学生中学年くらいかと思います。児童文学が好きなので読みましたが、これはストライクで小学生向けです。それを考えると読みやすさは満点だと思います。
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お姫様のお伽話であり、ネズミの冒険譚であり、なかなかに面白かった。
みんな、それぞれに愚かで、それぞれに優しいところが、なんとも童話らしい。
光を求めたドブネズミがよじれてしまう哀しい展開には、つい同情してしまう。
少し説教臭い、読者への呼びかけが玉に瑕だ。 -
他のハリネズミとはまったく違う様子で生まれてきた耳の大きなハリネズミ・デスペローが、お城のお姫さまに恋をして、窮地を救うために勇気を出して戦いに挑む物語。大きくて強いものだけが、戦いに赴くのではない。それを支えるのは愛であり、またはからずも敵役となってしまうものにも、ひび割れた心を間違って修復してしまった過去があることなど。作者の脇台詞が、ちょうどよい狂言回しの役を果たし、とても分かりやすい。デスペローが父やハリネズミ議会に大きなゆるしを与える場面はとても重要な場面だか、デスペローが勇敢そのものというわけではないところも、読み手の子どもたちにとっては、身近な存在の行為として、理解しやすいのではないか。孤児の少女ミグや、敵役のハリネズミもよく描かれ、ストーリーに無理がない。ニューベリー賞。
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小学生の時に図書館で借りた本!ねずみのデスペローとお姫様の話。大好きな本