おはなをあげる (ポプラせかいの絵本 53)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (25ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149737

感想・レビュー・書評

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  • 文字のない絵本。
    言葉は自由に想像できる。

    少女の、小さな静かな優しさで、周りが温かく彩られていく。

    また、大人として気付かされる一面もある絵本だと思った。
    一緒に歩いているお父さんが気が付いていないんだもの…

    大人もゆっくりと歩こうよ
    道端に咲いている野花に気付いている?
    時には子どもと同じ目線になって立ち止まろう
    子どもの可愛らしさや優しさに、もっと気付こうよ
    そしてそれを言葉にして伝えなきゃ……

    私自身に言いたくなってくる(-_-;)

  • 【ときを紡ぐ絵本-親子とともに】『おはなをあげる』 優しさに包まれる - 産経ニュース(2017/12/8)
    https://www.sankei.com/article/20171208-4UQZEKMMYVNZTOQX4XHETE4KYM/

    Sydney Smith
    https://www.sydneydraws.ca/

    JonArno Lawson | Poetry Foundation
    https://www.poetryfoundation.org/poets/jonarno-lawson

    おはなをあげる| ポプラせかいの絵本| 創作絵本(海外)| 本を探す|ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/2730053.html

  • 文字のない絵本。

    だからこそ気づきがあり、優しさがあり、愛情がある絵本だと思う。

    家までの帰り道、お父さんと歩く女の子…
    見つけたお花をだれかにあげるごとに、
    女の子のとりまく世界が色鮮やかに変わっていく…

    誰も気づかなかったとしても温かさは残っていると思う。

    たまに活字の多い本のあと読みたく絵本のひとつ。

  • 〝家までの帰り道を、お父さんと一緒に歩く、フード付きの赤いハーフコ-トを着た小さな女の子...。 歩道で見つけた花を摘みながら、お父さんの後を追う...。 摘んだお花をだれかにあげるごとに、女の子を取り巻く世界が、色鮮やかに着色されていく...〟ニュ-ヨ-クタイムズ・ベストイラスト賞(2015)とカナダ総督文学賞(児童書部門)をダブル受賞した、心和ませてくれる文字のない美しい絵本。(原題:Sidewalk Flowers)

  • 家までの帰り道、お父さんといっしょに歩く小さな女の子。道でお花を見つけるたびに摘んでいく。死んでいた小鳥や、ベンチで眠る人、犬に、お花をあげる。家に帰ると、お母さんや兄弟、そして自分に花を飾り付ける。お花をあげるごとに、白黒の世界が色鮮やかに変わっていく、文字のない絵本。(25ページ)
    ※女の子の赤い服以外は白黒の世界に、色がついていく様がきれい。女の子の愛が世界を変えていくっていうことかなあ。

  • 微笑みをくれる街の天使

  • 文字なし絵本。想像力を膨らませながら

  • 文字なし絵本。父親と思しき男性に連れられお出かけしている少女。彼女は街中で咲く雑草の花を摘みながら歩く。赤いパーカーと彼女が摘む雑草、そして背景の一部だけがカラフルに色づいている。公園内で見つかる小鳥の亡骸にそっと花を添えてから、世界が色を取り戻す様子にうっとりした。出会うペットや人たちに花を与え、やがて彼女は空を飛ぶ鳥を見つめながら自身の髪に一輪の花を添える。彼女が何を思いそう行動したか容易く想像しがたい。ただその美しい世界に惹かれ何度も眺めたくなる作品だった。見返しの花々と少女の後ろ姿も必見。

  • 町を歩きながら、道端の花を摘む少女。
    出会った人に、幸せのおすそ分け。花をあげる。

    みんなも、そして最後に自分にも。

  • こまわり、絵本
    花と少女の洋服だけ色がついていて、後は白黒

    少女がみつけるのは、街のささやかな花たち
    そしてそれを自分のまわりの犬や人に贈る少女
    そのささやかな行為に心がほっとする

    しかしこの少女の表情がもう少し明るくてもいいじゃないのかな~とも思う

  • 字のない絵本。

    女の子がお父さんとの帰り道で花を摘んでいく。
    摘んだ花は死んだ鳥、ベンチで寝ているおじさんの靴、犬、家に帰ってお母さん、兄弟たちに挿してあげる。

    大体がモノクロで一部分だけ色がついているのがいい雰囲気。

  • <Sidewalk Flowers>
      
    デザイン/岩田里香

  • 優しさが大事だと改めて感じます。
    赤い洋服のこどもと男性。
    せつなげな中にも伝わるこどもの表情が印象的。
    言葉が無い事でより伝わるし、見る側が考える。
    イラストの構図や色もすてきでした。

  • 2017.5.17
    字のない絵本。絵だけでもう充分。女の子がお父さんの後について道端の花を摘みながら、そしてその花をさりげなくおすそ分けしながら家まで歩く。小鳥の亡骸に、ベンチで寝ているおじさんの靴に、家で待っていたお母さんにetc...。おはなをあげるたびに、ほぼモノクロだった絵がどんどん色づいて鮮やかになる。おはなをあげることで女の子が小さな幸せをみんなにおすそ分けしているよう。喜びや幸せってこういうことなんだと思う。

  • モノクロで描かれた世界に赤い服の女の子が登場します。文字はありません。女の子は道端の花を見つけては摘んでいきます。その花を誰かにあげるたびにモノクロの世界が少しずつ色づいていきます。世界が生き生きとしてきます。

    女の子はそっとみんなに花を配ります。私も子どもの頃、野花を摘んでそっとだれかにあげたり、供えたりしていました。自分ひとりだけの世界があり、とても大切にしていました。すっかり忘れていた子どもの私に再会したような気持ちになりました。

    原題は『SidewalkFlowes』。花を中心に絵本を読めば、女の子目線の『おはなをあげる』とは少し違った世界も見えます。

  • [江東区図書館]

    図書館で見かけて読んだ。というか、見た。
    赤と緑を強調した、イアン・ファルコナーのオリビアのような色遣いが印象的。ただ、もう少し何か、他の本もちらりと頭をかすめたはずなんだけれど、タグにつけた「字ナシ」で眺めてみても、思い浮かんだ本が見つからないのは、私の記憶違いで字ナシの本でなかったのか、その本に、「字ナシ」タグの登録を忘れてしまっていたのか?

  • モノクロのなかに赤がきれい。

  • 花をあげるって色々な意味がこめられるんだな。

  • 文字のない絵本

    2018
    ibbyオナーリスト

  • 字はなく、コマ割りの絵だけで展開していきます。白黒とカラーを効果的に使い、メッセージを高めています。
    自分の感覚に素直に今を生きている女の子。花を摘み、何かをしてあげたい気持ちで花をあげたのでしょう。相手が喜んだかはわからなくても、あげた自分も少し心が軽くなっていくようで、少しずつ街に色が増えていきます。
    様々な解釈が出来そうな絵本でした。

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