実践・論語塾

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591151099

作品紹介・あらすじ

経営の要諦「心を高める、経営を伸ばす」が理解できる好著――稲盛和夫氏推薦!
渋沢栄一翁が生涯心の拠り所とした「論語」。本書は、翁の精神に触れながら、「論語」をわかりやすく学ぶことができる優れた一冊である。――三村明夫氏推薦(日本商工会議所 会頭)

経営の柱として、人生の羅針盤として
多様に変化する時代、経営者に求められるのは、柔軟な精神と社会を見通す力、そして人を育てる力である。本書は、ビジネスワークの上で必要な指針や心の拠り所となる哲学を、『論語』を通して体得する一冊。講演、セミナーで特に人気の論語章句をテーマ別に取り上げます。

【目次】
序章 実践のための論語とは
第一章 志を持つ
第二章 学びを楽しむ
第三章 自分を省みる
第四章 人を育てる
終章 経済と志の豊かな国へ

【本文・序章より】
『論語』は、なぜこれほどまでに信頼され、愛されてきたのでしょうか。そこには普遍の原理があるからです。志を持つ。卑怯なことはしない。私利私欲を捨てる。社会貢献をする。年長者の言葉には耳を傾ける。言動は慎重にする。家族を愛する。当たり前のことばかりです。誰もが納得できる原理・原則で私たちに迫ってきます。苦境に立った時、迷いを生じた時、自信を失った時に、心の帰れる場所がそこにあります。

【著者略歴】
安岡定子(やすおか・さだこ)
安岡定子事務所代表。1960年東京都生まれ。二松学舎大学文学部中国文学科卒業。陽明学者・安岡正篤氏の孫。現在、「こども論語塾」の講師として全国各地で講座を開催するほか、企業やビジネスマン向けのセミナー、講演活動を行っている。『子や孫に読み聞かせたい論語』(幻冬舎)、『はじめての論語』(講談社)、『えんぴつで論語』『心を育てるこども論語塾』(共にポプラ社)など、著書多数。

感想・レビュー・書評

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  • 論語の素晴らしさを講演などで伝える著者が論語と私たちの生活に実践できる部分を解説した一冊。

    本書を読んで、論語とは生きていくうえでの原理原則ご書かれており、君子になるため仁ある行動をすることの大切さや私たちが普段よく使っている不惑や温故知新などの言葉も論語からの引用であることを本書で知ることができました。
    また、それぞれの立場に置き換えて解釈することのできるものであることも感じました。

    本書では、論語の解説だけではなく、孔子が生きていた時代背景も知ることができた。
    また、巻末では渋沢栄一氏や祖父である安岡正篤氏と論語との関係も書かれていて興味深いものでした。

    本書を読んで一点の曇りもない言葉で表現されていて普遍の価値がある古典の素晴らしさを感じることが出来ました。

  • 君子は上達し小人は下達す
    君子は義にさとり、小人は利にさとる

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著者プロフィール

安岡定子事務所代表

「2018年 『壁を乗り越える論語塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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