コンビニたそがれ堂 祝福の庭 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591152898

作品紹介・あらすじ

本当にほしいものがある人だけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。北国の高校を卒業し、今は街角の洋品店で働くつむぎが、たそがれ堂で手にしたものは――。諦めてしまっていた夢の続きを描いた「ガラスの靴」、老いた人気漫画家と少女の交流がユーモラスな「神様のいない家」、サンタクロースに手紙を書いた少年たちの物語「祝福の庭」。すべてを突き抜けて溢れだす魔法のような煌きと温もり、大人気シリーズ第6弾!

感想・レビュー・書評

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  • ガラスの靴
    つむぎ
    洋品店アザレアの店員。二十代も終わり近くなのに、顔立ちが幼いので、ボヘミアン風のはずが、森ガール風といわれる。

    店長
    アザレアの店長。サンタを信じている。

    エイドリアン・M
    もとが大金持ちの令嬢で、楽しく路上でうたっているところを有名なプロデューサーにみいだされあ、みるみるうちにシンデレラのようにスターになった。小さい頃日本にいたらしい。サンタクロースを探しにきた。

    ミヨコ
    十年ほど昔につむぎが出会った女の子。


    神様のいない家
    こずえ
    ケーキ屋の一人娘。冒険に憧れる小学生。

    由利原さくら
    少女漫画家。週に何度かお手伝いさんが来る以外は、まったくのひとり暮らしだった。人間嫌いで、友達もいない。とこずえが、母から聞いていた。


    祝福の庭
    秀一
    アルバイトで百貨店のおもちゃ売り場で働いている。落とし物と忘れ物に関しては、子どもの頃からプロみたいなもの。芸人になることを夢見ている。

    秀一の父
    そこそこ才能があり、人気も人脈もあったが売れない芸人だった。行方不明になった。

    圭介
    秀一の幼なじみ。十代の頃、一緒に芸人を目指していた。何でもできる器用な男で成績優秀。両親からは家業を継いで、外科医になって欲しいといわれ続けている。

    じいさん
    赤いビロードの服に赤いサンタ帽。白銀の巻き毛に同じ色の長い髭。大柄で、恰幅の良い体格に、ぽっこりしたおなか。

  • シリーズ第6弾。

    風早の街の 駅前商店街のはずれに 夕暮れどきに行くと
    不思議なコンビニを見つけることがあるといいます
    大事な探しものがある人は必ずここで見つけられるという
    不思議な魔法のコンビニ。今回は3篇を収録
    ・ガラスの靴 ・神様のいない家 ・祝福の庭

    温かくて優しいお話にウルっとしてしまう。
    ウルウルポイントは人によって違うと思うけれど
    心がキュンっとする瞬間がある。
    その度に、ささくれ立っていたいた気持ちが
    緩む感じになります。
    すぐにササクレは立ち上がるんですけどね(^◇^;)

  • 読了 2020 10 1
    #コンビニたそがれ堂 #祝福の庭
    改めて表紙を見ると。。
    綺麗……(*´ω`*)

    サンタさんの飾りいっぱいあるし、
    何といっても

    店長さんもいるし、
    ねここもいる。。

    まさか一緒にいる働いているシーンが
    読めるなんて…


    嬉しかったです////
    うんうん。。

    もっと読みたいなと思いました☆


    おでんの具もみんな美味しそう。。
    食べたくなりました(笑)

    大根もウィンナー刺さってるのとか。。
    肉汁がいっぱいありそう……



    今巻も良かったです∩ω∩

    一足先にクリスマスムードを経験…(笑)


    ネタバレになるので
    あまり言えませんが
    奇跡がそれぞれあって
    素敵なお話。。





    いいな……奇跡というものは。。
    眩しかったです(〃^ω^〃)


    本当にこういう奇跡があったら、
    争いのない
    優しい世界になるのにな。。




    『ひまわり冒険者』
    私も読んでみたいものです(*´ω`*)

  • 今回のたそがれ堂はクリスマス!店長もいれば、アルバイトのねここもいて温かさが増した感じ。
    ガラスの靴に憧れたときはあったなぁ。実際にあったら重たそうだけど、シンデレラには軽々と履けて素敵。
    こずえの大冒険!先生もうれしかったんだな。
    サンタクロースも迷子になるんだ・・

  • 2022#19

  • 全部クリスマスのお話で日頃のストレスから解放されて癒されます。人の温かさをたっぷり味わえる本です。

  • コンビニたそがれ堂第六弾。今回はクリスマスにまつわる話。「ガラスの靴」のつむぎちゃんはなんで優しい女の子なんだろう。夢をかなえるサンタさんのようだった。かわいくて優しい女の子だから、あなたはいつかきっと幸せになれるんだよ。心の拠り所になる勇気が出る言葉だった。「神様のいない家」のこずえは優しさと行動力で老女のかたくなな心を溶かした。「祝福の庭」の秀一と圭介が不思議なおじいちゃんを助ける話も友情が素敵だった。世の中の全ての人によいクリスマスを。

  • 12月の刊行と言うことで、1冊まるごとクリスマスのお話。
    ここ最近の作品は命の重さを感じる作品が多かったので、今作に収録された話は夢があり、誰もなくならず、優しい気持ちで読み終えることが出来た。
    特に1作目の「ガラスの靴」は今まであまり出て来なかったセレクトショップの店員さんが主人公で、とても新鮮な感じがした。遠い昔に優しくしてあげた女の子が恩返しに来るのも、とても夢があって、よかった。
    もしクリスマスに奇跡が起きるのならば、私も物ではなく、もう会うことの出来ない人に会いたいと願うだろう。
    今回はクリスマスと言うことで、「たそがれ堂」に店長とねここ両方ともいて、サービス作品だったんだろうなぁ。
    いつも優しい気持ちにさせてくれる、このシリーズに感謝です。

  • サンタへの手紙の話が可愛らしい。コンビニの女の子は友達かな?

  • とっても夢のあるお話でした‼︎
    読んでて本当に素敵な話だな
    現実にもこんな事があればいーのにな
    と思う事が沢山あって楽しかった❤️
    さぁ次を読まなきゃ☆

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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