執筆中につき後宮ではお静かに: 愛書妃の朱国宮廷抄 (ポプラ文庫ピュアフル た 2-1)
- ポプラ社 (2019年11月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591164723
作品紹介・あらすじ
<内容紹介>
小説家を目指す娘・青楓(ただし才能は皆無)は、自分の部屋を持てて引きこもれる、という理由で後宮入りし、日々執筆にいそしんでいた。ある夜、原稿応募のために出歩いていると、謎の襲撃者たちに遭遇する。間一髪のところを助けてくれたのは、この国を統べる皇帝だった!
創作活動でムダに蓄えた知識を買われた青楓は、執筆の平穏を条件に、後宮で起きた不審死事件の真相を掴むべく、囮になることを命じられるが――。
愛憎渦巻く後宮にて、変わり者妃が謎を解き明かす!
<プロフィール>
田井ノエル(たい・のえる)
愛媛県在住。『道後温泉 湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした』で「第6回ネット小説大賞」を受賞しデビュー。主な作品に「道後温泉 湯築屋」シリーズのほか、『松山あやかし桜 坂の上のレストラン《東雲》』など。
感想・レビュー・書評
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後宮で平和に執筆活動をするはずがいろいろ巻き込まれていく話。 愛書妃最高!桃花可愛い!(怒られる) 青楓と紅劉お似合いだと思うんだけどなぁ〜〜でも青楓の理想を叶えるなら星光かな〜〜? 今回もタイノエワールド最高でした!
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青楓の、文学以外の才能が、事件は解決し、後宮は活性化(?)させて、めでたい! でも、才能は皆無でも、好きでたまらないことに励ませてあげたいなあ、個人的には。
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創作以外の才能にはとても恵まれている様子。ひたすらマイペースなヒロイン大好きです。続編出てほしいな
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主人公が熱望する作家としての能力は最低だけども、作家になるために得た知識と能力がずば抜けている、でも本人はそれを自覚していない・・・という事だと思うのですが、それがうまく表現できておらず、それを読み取れるかどうかで、作品の評価が随分と変わるような気がします。
主人公は超変人ですが、それ以外にも基本変な人しか出なくて、どのキャラクターも好きですね、見るだけなら害はありませんし。
ストーリーもテンポよく進み、構成も良く、読みやすかったです。 -
続編希望!主人公の妃が26歳っていうのがなんだか新鮮でした。(そこの設定はあまり際立っていなかったけど)
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小説の執筆をしたいからと、貧乏貴族の青楓は妹の代わりに後宮へ上がるが、小説の才能は皆無なので全く売れず。ひょんな事から皇帝に見初められ、位が上がる事になり…持ち前の知性が、やや残念な方向へ向かってはいるけど、後宮の謎を解いていくのは流石。青楓なら望んでなくても皇后の座に座れそうですね。続編希望です。
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金恵妃の話好きいいいってジタバタしてしまった。そういう設定大好き。呉華妃も愛くるしい....
みんな好き。そしてラムラムかわいい。
黒幕は!?結末は!?!を知りたいドキドキで一気読みしてしまいました。解き明かされた謎と陰謀の最後はちょっと悲しいものだったけど、それを上回る面白さ。青楓のドタバタ後宮物語、もっと読みたいです