エカシの森と子馬のポンコ(小学生 高学年課題図書2021) (teens' best selection)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591168387

感想・レビュー・書評

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  • 第67回(2021年度)青少年読書感想文課題図書 
    小学校高学年の部

    内容:
    「子っこ馬のポンコが行く。ここで、ポンコはほんとうに自由だ。すきなところへ、すきなように歩いていく。でもある日、川の水の声も、風の声もいつもと違う。それがおとなになるっていうこと?森の長老の木・エカシ、ここにいるのに体はどこにでもあるというカメムシたちが、ポンコにおとなになることを教えてくれる。──加藤多一が北海道の森で暮らす子馬のポンコの成長を、やさしくあたたかなまなざしで描く。」

  • うーん、全然面白さを感じない。これが高学年向けの課題図書?題名からもっとアイヌが出てくるかと思ったんだけどなあ…
    自分の意志に従いラスト、ポンコは男のところへ行ったのかはたまた女のところへ行ったのだろうか?急にLGBTの話になったかと思った。

  • 2021年度の課題図書、小学校高学年向け。

    子っこ馬のポンコは、女の子。
    北海道の乳牛牧場で生まれ、つぎの年に逃げだして、今はひとりで森にすんでいる。

    9までがすごく好きです。
    宮澤賢治のような、『星の王子さま』のような、ヨースタイン・ゴルデルのような雰囲気です。
    いのちは大きなつながりで、私も死んでも死なないんだなと漠然と感じました。
    図書館で借りたけれど、自分でも買おうかなと思ったくらいすてきでした。
    でも、10からは、アイヌの話や性の話が差し込まれた感じがして、9までがとても良かっただけに残念に思いました。

  • #2021 #読書感想文課題図書 #高学年の部
    仔馬と老木のやりとり。人のように気持ちを吐露したりするので、若い女の子とそれを見守るお爺さんというような関係。仔馬が成長し、性の変化が表現されているところに気持悪さを感じた。温かく見守っているというようなことを表現したかったのかもしれないが、設定が心地悪い。メッセージも何が言いたいのか?ぼやけた感じ。正直、薦めない。

  • 今年の課題図書4冊の中でいちばん感想が書きにくいかなあと思いました。と言うかここ数年の中でいちばん書きにくいかもしれません。北海道の美しい四季の描写が出てくるのかな。内地の人間によるアイヌ民族への迫害への警鐘が鳴らされるのかなあ。子供達の感想文を書かせる際の視点を探そうとしましたが難しかったです。あとがきを読んで作者の思いは分かりましたが…。なぜ課題図書に選定されたのか、これからその答えを探してみますね
    ٩( ᐛ )و

  • 小学生高学年の児童がこの本で読書感想文を書くのはかなり難しいと思う。

  • 高学年の課題図書。うーん。自由を求めて牧場を飛び出した子馬が老木やカメムシと話ながら生活する話。感想は書きにくそうな気がします。

  • 2021年度課題図書(高学年)その4。

  • ■2021全国課題図書高学年■
    これは…難解だ!
    文体はこれで合ってるの?
    古い童話にあるような文体の不整脈。
    マジックリアリズム風の幻想感を纏った掴み所のなさ。
    それとも北の土地ことばが混ざってこういう言葉運びになるのだろうか。
    安定した視点に定まって読める感じではなく、常にフワフワ浮かびながら世界を俯瞰しているようで、
    それでいて原始的な空気に支配されていて、
    物語というより長い詩歌を鑑賞しているようでした。
    恐らく老年と子供にしかわからない世界があると思う。
    そしてその子供は小学校低学年くらいまでの自由な感性と、小学校高学年以上の世のことわりの両方を持つのだと思う。
    私にはこの作品で感想文は書けない。
    だからこそこの作品で書かれた小学生の感性の感想文を読んでみたい。
    そして嫉妬したい。

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