死にたがりの君に贈る物語

著者 :
  • ポプラ社
3.82
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本棚登録 : 3241
感想 : 173
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591170083

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わったあと,ミマサカリオリの気持ちを理解して苦しくなった。全部全部,苦しかった。

    展開はある程度予想できていたけど、それでも最後の後書きで泣きそうになった。
    全部知った上で今から読む2週目はまた違う感動があると思う。

  • すごかったです。よくこんな設定や物語を書けるなぁ天才だ。って思いながら読んでました。
    最後の最後の一行がとっても粋で、自分でもよくわからないくらい涙が出ました。流行りが緩くなってから読みましたが、読んでよかったです。

  • 小説家、ミマサカリオリの死から始まる物語。
    最後には衝撃の事実が告げられる。
    登場している人物一人ひとりに共感できるものがあり、全員に感情移入してしまうような作品でした。しかし、1人の少女にだけ共感できませんでした。
    生きていれば、逃げたくなる時、逃げている自分が嫌な時、どうでもよくなって楽しんでいる時、たくさんあると思います。
    少女に共感できなかったのは私がまともな証拠だと思いました^_^
    この本を読んでどんなことも全て人生だからと受け止めるべきなんだなと思えました。
    ぜひみなさんも読んでみてください。

  • 表紙が綺麗なのと結構売れてるらしいことで読んだ。

    ほぼサバイバル生活だから明日の食料だとか衣服だとかお風呂だとかをどう調達・調整するのかくらいが気になった!

    感情移入や共感も特にないので、ほぼ無情で読んでたからかあまり面白いと感じなかった。

    ただ、ネットの誹謗中傷はだめだよーという部分は現実味があったから頷いた。

    全体的に平和。

  • 【あらすじ】
    全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリの訃報が、人気シリーズの完結目前に告げられた。奇しくも作品は批判に晒され、さらに作家に心酔していた高校生・純恋が後追い自殺を図る。未遂に終わったが「完結編が読めないなら生きる意味がない」と語る純恋。やがて山中の廃校に純恋を含むミマサカファン、七人の男女が集まった。小説をなぞる生活をし、その結末を探ろうとしたのだが、ある事件が起きて――。


    『成功した人間より、失敗した人間を愛したい』

    『99人が褒めてくれたって、たった1人の非難が頭から離れない。それが、どれだけ的外れでも、私怨に満ちた声でも、ダメなのだ。』


    【個人的な感想】
    終わり方がすごくよかった。
    予想外の展開に惑わされながらも楽しく読み終えることができた。

  • 本は最初から最後まで飽きない内容で、この先どうなるんや!?ここからどうなるんや!?という知りたい欲が継続する世界観で面白かった。

    現実にこういうことするのはムリやけど、やれるならやってみたい・参加してみたい→でも、実際やれるならやるか!?っていうと、現実問題、私ならやらない・参加しないだろうなぁ…(でも、どこかで凄いなぁ…いいなぁ…って琴線に触れる感じなんだよなぁ…)

    なんというか、むかしむかしに、ぼくらの七日間戦争(宮沢りえが出てた作品)を見た時のような高揚感に似た、自分の中のどこかが沸き立つ感覚やシーンが脳裏に浮かんだ。

    設定は全然違うけど、なんか思い出しちゃったのよね。学校…だからか???

    本の最初に校内の見取り図と、登場人物が掲載されていたが、記憶力の低下からか、何十回そのページを開いたことか←自らの退化にも直面した

    終盤は胸いっぱいになり泣きながら読み、あとがきの使われ方にいたく感心。

    作品の中に出てくる「Swallowtail Waltz」という作品がなんか気になるー!読みたいー!
    著者ミマサカリオリで作品出して欲しい。

  • 一気読みしてしまった。
    すごく、面白かった。

    私も、一生に一度はこんな本と出会ってみたい。

    最終章、最後のページ。涙が出てきた。

  • 途中が長すぎて読み終わるのに時間がかかった

    まさかのミマサキリオリが佐藤友子だったのにびっくりした。そして、訃報なのが嘘だったのにも驚いた。
    山際さんはとってもいい人だった。どこか少し自分に似ているなというところがあった。

    毎週ファンレターを送り、後追い自殺をするまでの熱狂的ファンだった純恋が最後救われてよかった。
    最後のページがよかった。

    ミマサキリオリと純恋は最終的にお互いに助け合ったと思った

  • まさかのまさかの展開

  • 想像していた物語と違ったけど、よかった。
    展開も予想できなくて楽しく読めた。
    自分を信じることを貫くことは、逃げるより百倍も勇気がいる。
    本当にそう思う。

    最後のあとがきがとてもよかった。感動しました。

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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