青く塗りつぶせ (ノベルズ・エクスプレス 52)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 103
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591170557

作品紹介・あらすじ

人口500人の島に暮らす小6のセイは、あるとき同級生6人のひとり、カイトが両親ののこした借金の問題で、大人たちから自由を奪われそうになっているのを知る。ピンチを救おうと、同級生の少女ミナミが提案したのは、海で集めた物や生き物をネットで売ること! めざすは100万円。少年少女の挑戦がもたらすものとは……?

掴め! 海の先にある、ぼくらだけの未来を。
少年たちの生の叫びがまぶしい成長物語。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の鮮やかなイメージとはちょっと違って、島で生まれた子どもたちの話だった。私も島育ちなので、中学時代に人生の選択を迫られる事情は、よくわかる。あと、地元に残った人間に対しての後ろめたい気持ちも。
    こういう複雑な事情は、そこに生まれた人間にしかわからない。
    でも本のテーマとして描かれることで、身近な問題として伝わっていくのだろう。

  • 空を飛んでいるような、すがすがしい気持ちになりました。

  •  社会の授業で島の暮らしの問題点を考え、海で集めたものや生きものをネットで売ることを思いつく。
     小6、人口500人の島、同級生6人

  • #青く塗りつぶせ
    #阿部夏丸
    #ポプラ社

    実在するかわからないが、人口500人程度の小さな島で起きる、子どもたちが起こす素敵な物語。セイもミナミもタクミもカイトもさわやか!誰かのために動く、何かのせいにしない。いいな、こんな子ども時代‼️と思いました!

  • 最初の方はあんまりか?と思ったけど、結果爽やかな読後でよかった。小学校高学年から。

  • さわやかな本。
    海をみたくなります。

  • 父親の転勤を機に、母親と人口500人の小島に移り住んだセイ。実は前の学校でうまくいっていなかった。
    島では、気の合う友達と海で魚をとったりバカ話をしたりして、ストレスのない毎日を送っていた。

    そんな島に両親の死後、不登校になったカイという少年がいた。同級生として何か力になれないか。

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著者プロフィール

1960年愛知県生まれ。名古屋芸術大学を卒業後、幼稚園絵画講師、書店店長などを経験。『泣けない魚たち』で第11回坪田譲治文学賞・第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞、『ライギョのきゅうしょく』が2000年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれた。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞。『オグリの子』は、NHKでドラマ化された。

「2018年 『ゲンちゃんはおサルじゃありません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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