この空のずっとずっと向こう (teens’best selections 59)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 59
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591172209

作品紹介・あらすじ

1871年(明治4)11月12日、横浜港からアメリカに向けて出港した使節団106人。その中に、日本初の5人の女子留学生がふくまれていました。永井繁子、津田梅子、山川捨松、上田悌子、そして、吉益亮子。のちの日本の女性教育、社会進出に大きな役割を果たした彼女たちは、いったいどんな少女だったのでしょう?
幕末から明治へ、激動の時代──。激動の時代でも人々は、自分たちらしく生き生きと暮らしていました。本書は、吉益亮子を主人公のモデルに、外国で学ぶ夢を実現させたひとりの少女の姿を描く物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 幕末という時代設定を生かし、外国へ向けられた明るいイメージが強調されています。一歩を踏み出し世界を広げていくロマンが魅力です。小学校高学年対象でしょうが、本好きな子ども向けです。

  • 津田梅子らと留学生として渡った吉益亮子をモデルとした物語。あくまで創作ではあるものの、この時代に海外に渡った女性にらこんな物語があったのかもね、と思わせる。

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著者プロフィール

鳴海 風(ナルミ フウ):1953年、新潟県生まれ。東北大学大学院、愛知工業大学大学院、名古屋商科大学大学院それぞれで工学修士、博士(経営情報科学)、MBAを取得。1992年『円周率を計算した男』で第十六
回歴史文学賞。2006年日本数学会出版賞。『円周率の謎を追う 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦』(くもん出版)が第六十三回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書。主な著書に『算聖伝 関孝和の生涯』(新人物往来社)、『江戸の天才数学者』(新潮社)、『美しき魔方陣』(小学館)、『ひらけ蘭学のとびら』(岩崎書店)などがある。

「2022年 『遊歴算家・山口和「奥の細道」をゆく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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