水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿 (ポプラ文庫ピュアフル か 9-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591172230

作品紹介・あらすじ

東京駅の地下に佇む「水底図書館」は、世界中の稀覯本を収集する図書館だ。
希少な稀覯本の取引の場にもなっており、世界中から腕利きのディーラーが集う。オークションで競り落とすには、「持ち主にふさわしい」と館長の五色に認められる必要があり、あらゆる駆け引きも熾烈。司書の未森は、古書ハンターの秋に振り回されながらも、権謀や外敵から本を守り続けている。
そんなある日。五色が何者かに襲撃されて――

感想・レビュー・書評

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  • 【今週はこれを読め! エンタメ編】本を愛する人々の稀覯書をめぐる物語〜『水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿』 - 松井ゆかり|WEB本の雑誌
    https://www.webdoku.jp/newshz/matsui/2022/02/16/193408.html

    (P[か]9−1)水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿| ポプラ文庫ピュアフル| 小説・文芸| 本を探す|ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8111324.html

  • 設定は面白かったです。

    国会図書館とは別にこうした書庫があるというところが。

    ですが、いろいろ矛盾するするところがあり、そこが気になってしまいました。

    合わなかったのかもしれないですね。

  • 電子書籍でゆっくり読了。
    いってみたいと思わせる水底図書館。
    完結してるけど、またまだこれから続きそうなお話。

  • 東京駅の地下にあるという巨大水槽に囲まれた一風変わった図書館の話。
    ただ図書館業務に関わる話ではなく、稀覯本のオークションが主体で、そのオークションに関係する事件だったり陰謀だったりする話になる。
    図書館ものとして予想していた話では全くなくて驚いた。
    粗筋にも「希少な本の取引の場にもなっており」とあるとおり、これはオークションの話である。
    そして、それゆえに結構血なまぐさい事件や政治的駆け引きが多数登場してくる。
    このレーベルから出る話としては珍しい毛色ではなかろうか。

    主人公と腐れ縁ともいうべきキャラ、秋が結構設定が複雑で、終始信頼できる仲間なのか敵なのか、疑心暗鬼に囚われながらの読了となった。
    主人公よりある意味主人公していた気がする。
    秋も深く関わってくる『水底図書館』という本にまつわる謎は壮大で、その謎自体は非常に面白かった。
    一方で、その大団円(といっていいか)を迎えたラストの展開が、その壮大さに比べるとちょっと弱かったように思う。
    急に幕を下ろされた感じがして、読了直後は呆然としてしまった。
    擬音で終わるのが、ちょっともったいなかったというか。
    あの音をわざわざ書くくらいなら、そこは読者に託してもよかった気がする。

  • 想像していたより、深いお話だった。「人は書のために死んではならない。書は人を生かすものだ」という言葉が好き。貴重な本とそれに関わる人のお話。水中にある図書館!この図書館は是非行ってみたい!!書店に行った思うが、世界には沢山の本があって初版の本は貴重な物だも思った。続きがあったら読みたい。

  • 初めましての作家さん。
    地下にある秘密の空間・・・それだけでドキドキもの。
    発見された希少本をオークションにかけるとはいえ
    競り落とすわけではない。
    その本を持つにふさわしいと判断した者に言い値で与える。
    図書館は、紹介制となっており、案内されないと入れない。
    しかし、五代目館長が襲われ意識不明で入院。
    犯人探しと、本を巡っての駆け引きやら策略という
    背景が面白いです(ΦωΦ)フフフ…

    なぜ人は物語を作り、あまつさえ他者と
    共有しようとするのだろう?
    図書館への扉を探したくなります。

  • 作家さんが好きなので読みました。
    私は面白かったですよ。
    話のテンポも良くて。
    この図書館想像するだけでも
    ワクワクしました。

  • 図書館がそんな仕事していいの?訳がわからない

  • 東京駅の地下にある秘密の図書館。
    しかも巨大な二重の水槽の中にあるというのがすごく素敵。
    オークションの場でもあり、取引される稀覯本にまつわる4編の連作集。
    敵対する窃盗団"笑う猫"や"Ark"という団体など謎は残っているので、続編に期待。

  • 実際に東京駅の中にこんな綺麗な図書館があったらいいなと思った。

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