- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591176931
作品紹介・あらすじ
【土井善晴さん推薦!】
恐るべし平野レミ。真っ直ぐ素直にたがを外してものを観る。
世間に媚びず昂ぶらず超純粋な情動は、すでに不敵なアイデアなのである。
【内容紹介】
私の料理の原点は、やっぱり母の味でした――
子ども時代の味覚の記憶から、両親や夫・和田誠さんとの料理にまつわるおいしい思い出まで。食材への敬意あふれるエッセイ集。自らスタイリング&撮影した写真とともに、53品のオリジナルレシピも収録。
【本文より抜粋】
17歳のときに、はじめて大勢の人の前に出て歌った。どうしようどうしようと緊張していたら、「客席にいるのはみんなじゃがいもだと思えばいいのよ」と先生が安心させてくれた。でも、それはお客さんに失礼だし、じゃがいもにも失礼なような気がする。じゃがいもは主食にもおやつにもなるし、ビタミンBとCがいっぱいあっておいしくて、立派な人なのである。(「じゃがいもは立派な人なのです」より)
いつのまにかお料理の仕事が増えたけれど、私はいつまでもアマチュアのつもり。台所にいることが好きな主婦です。専門用語もあまり知らないし、お料理はたいてい自己流です。自己流ででたらめのようでも、これとこれを組み合わせるとこんな味になる、ということは慣れてくるとなんとなくわかるようになる。(「あとがき」より)
【目次抜粋】
・かつおぶしを削る音
・安くておいしい、いわしはえらい
・味噌汁の王者はなんといってもわかめです
・鶏肉嫌いの料理研究家
・おからを侮っちゃいけません
・毎日お味噌汁
・父とそば、私とうどん
・じゃがいもは立派な人なのです
・わが家のカレーの特徴
・小さい頃に食べたトマトの味
・ピーマンで真剣勝負
・かぼちゃを食べない夫
・アボカドは風変わり
・梅干はわが家の常備品
・火も包丁も使わないデザート
本書は、1995年に文化出版局より刊行された『平野レミのエプロン手帖』を大幅に加筆・修正のうえ、新たに原稿を加え再編集した作品です。
感想・レビュー・書評
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最近は突拍子もない言動やすごい見た目の料理などが目立つレミさんですが、れっきとした料理家なのです、当たり前だけど(笑)
難しいことはしないけれど、飽きずに美味しく食べられそうなレシピの数々。
そして器やクロスなど、料理を美しく美味しそうに見せる細かな心配りもちゃんとしているのです。当たり前だけど。
テレビのイメージしかない人には手にとって欲しい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あのブロッコリーが聳え立つレシピ?を開発した、料理愛好家の平野レミさんのエッセイ。
文章から滲む無邪気さ、チャーミングさに加え、思わず笑ってしまうユーモアの数々。
研究を重ねた「ベロ」なんだなぁと思わずにはいられないレシピや、ご自身で撮影した写真の数々は、愛情に溢れた素敵なものばかり。
レシピだけではなく読み返したい、素敵な一冊。 -
2023.03.28 #011
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土井善晴先生の書いた帯に惹かれて購入