陰陽師 (8) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592132189

感想・レビュー・書評

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  • 「安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること」
    若狭から吉野までを旅して雨乞いをする。
    地図を見ながら読むとまたおもしろそうだと思った。
    昔の人は、現代より本当に特殊な力を持っていたのか、もっと「命のめぐり」に敏感だったのか。
    今回も、自分にも忘れた力があるのかもしれないと思いながら。

  • 造本/祖父江慎+大津千秋(COZーFISH)

  • 闇だな。

  • この巻は、「安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること」の一話のみで構成されています。

    日照りがつづく京の都で雨乞いの儀式がおこなわれることになり、陰陽寮の加茂保憲も駆り出されることになります。しかし晴明は、奉納する瓜を保憲に預けて、彼自身は博雅とともに六つの地を訪ね歩き、この天地を構成する水のエレメントの神秘に参究しつつ、彼自身の心の奥底に渦巻いていた保憲との反目意識についての自己内対話がおこなわれることになります。

    ストーリー構成について見るならば、ほとんど破綻をきたすといわなければならないほど、本筋を外れた描写が延々とつづくのですが、それでもあまり退屈することなく読むことができるのは、秀麗な絵の力のおかげでしょうか。

  • 8巻読了。
    安倍晴明が博雅を連れて、雨乞いの旅をする話。
    凡人だったはずの博雅がどんどん霊的な力を付けて(本人それと知らず)、晴明とコンビのようになってきました。
    今回は山の描写が多かったけれど、背景がいちいち素晴らしくて、著者の画力に感心する。

  • 雨乞いのために若狭の鵜の瀬から吉野の天の川まで北斗七星の柄杓の形をひっくり返すような形で聖なる水に浸した瓜を持って水の霊地を回る晴明さんと博雅さんの旅。
    カラカラに渇いた大地を潤すための旅は、帝の勅使としての公的なものと言うだけではなく、個々の魂の浄化の旅でもあったみたい。

    天から雨が降りてきたとき、晴明さんの心は浄化され、真葛ちゃんの体は女性として目覚めました。
    ……ってことは、真葛ちゃんが晴明さんの命をつなぐ役をきっと担うんだろうな~。

  • (2014-02-01L)

  • 雨ごいの話。

    (2001年05月05日読了)

  • 8巻が一番好きです。9巻以降はわたしのあほな頭にはやや荷が重い

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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