転生悪女の黒歴史 13 (花とゆめコミックス)

  • 白泉社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592221647

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  • 魔王の如き存在となったイアナと闇の世界で暗躍するシュヴァルツが結びついたなら当然のように発生するのはシュヴァルツのお宅訪問か

    前々から気になる存在だったシュヴァルツの首魁が現れたけど、異形も異形のよく判らない存在だった…
    ウェントスを初めとしたシュヴァルツは普通に人間だったものだから主も人間かと思いきや、あれは一体どういう存在なんだ……?
    後々の表現を見ると魂とかに近い存在なの?あと、どうしてテラは何の説明もなく死んでたの…?
    黒歴史の概要を知っている点含め、よく判らない存在が更に判らない存在になったように感じられるよ……


    経済特区カトレアで行われるのはコノハ第二の仲間となるウィカノの勧誘。けれど商人に対し何の伝手も持たないイアナに出来る事は少なく
    イアナの影響範囲に限りがあるのは前々からの話だけど、今回のようにヨミに助けられる様子を見ると、イアナは人に頼りっぱなしという印象が強まるね

    ヤトリの時は怪我やら利害の一致やらで同行を許す形となったけど、ヨミがイアナに助力するのは愛情ゆえ
    でも、ヨミがイアナにいつまでも懸想し続けるなんて物語に反するわけで。また、無条件でイアナを守ろうとするヨミの姿勢が正しいとも言い切れず
    これまでは悪女イアナの手足として深く考えず彼女に追従してきた。それがそろそろ潮時に近付いているのだろうか…

    ただ、そうは言ってもイアナ一人に出来る事なんて高が知れているわけで
    オークション会場に入り込んだ少女を助けるまでは良かった。でも、その後の対応を何も考えてないから酷い状況に陥ってしまう
    だとしてもオークションに出品物として引き出される彼女の姿はあまりにお粗末だけど(笑)
    そりゃ変態仮面を疑ってあの場に来たギノフォードだって闇の笑みを浮かべるよ(笑)

    ここでもイアナの無力は発揮されてしまったね。ギノフォードに競り落とされないように自分の価値を高めようとしたのに、ギノフォードは資金流用なんて無茶をする形で変態仮面を競り落とそうとした
    イアナは自分を狙う者の本気を侮っている。そもそも悪女として振る舞えないあの状況でイアナに出来る事なんて有る筈がなくて

    だからこそ、再びヨミに助けられる羽目になってしまうわけだ。将来はどうあれ今のイアナにヨミはやはり必要な人間のようで
    それでも43億って何って思うけども。開始値は10万だよね?それがどうして43億まで競り上がってるのさ……


    イアナは解放されて、ウィカノの助けも得られる算段となって
    そうして一件落着かな?と思った段階で驚きの存在が……!!
    異世界でアクスタって何だよとか何でシャノウのアクスタが存在するのとかアクスタが喋るとか何なのとか突っ込みどころが多過ぎる(笑)

    アクスタと喋る構図はギャグとしか思えないのだけど、さておきシャノウが語るのは血の降誕祭以降誰も発してくれなかった言葉だね
    イザーク殺害がイアナの仕業だという点は世界中の誰もが確信している部分で、精々がそれに何か理由があったのではないかと疑う程度
    なのにシャノウは経緯を知らないままにイアナの無実を信じてくれるんだねぇ
    これがもっと早い段階で届いた言葉ならイアナは感極まっていたかもしれないけど、今のイアナは黒歴史の為に人の死を許容してしまった人間で
    孤独に沈もうとするイアナをそれでも許そうとするシャノウ本当に有り難い存在ですよ…。アクスタだけど

    シャノウの言葉、イザークの言葉。それらは独りで世界を敵に回そうとするイアナの心にどう届いたのかな……?

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