ミムラの絵本日和

著者 :
  • 白泉社
4.00
  • (28)
  • (24)
  • (23)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 211
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592732457

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  女優ミムラさんの名前の由来は、ムーミンに出てくるミイのお姉さんミムラ
    から取っているのですね。長女であるが夢見がちのキャラクターが同じな
    のでしょうか。

     ミムラさんの絵本にまつわるお話し、一つ一つが小話のようで楽しく読み
    進めました。ほとんど知らなかった絵本ばかりでしたが、小さいころから親
    しまれ、常にそばにあった本たちなのですね。

     これから多くの本と出合うであろう子供たちが、自分の気に入った一冊を
    大きくなるまで大事に心の中に持ちつづけられると良いですね。

     紹介された本の中で「まっくろネリノ」が印象に残り、図書館で探して是非
    読んでみようと思います。

  • 先に「絵本散歩」の方から読んでいたのですが、この「絵本日和」の方が絵本の紹介が多かったです。

    ミムラさん・・・本当に絵本が大好きなんだなぁ・・・!
    登場人物に寄り添い、時には見守るという絵本への接し方がとても真摯で優しくて素敵だと思いました。
    ミムラさんの絵本レビューによって作品の魅力が倍増しているように思います。

    いろいろ読みたい絵本が増えましたが、まずは実家に眠っている絵本を読み返してみよう。
    思いがけない自分の趣向や考え方の原点に再開できるかも・・・?
    そんなわくわくする気持ちにさせてくれるエッセイでした。

    私もミムラさんみたいに好きなものだけを集めた部屋を作りたいです!!

  • 女優のミムラさんが、彼女が愛する絵本をゆる~く紹介。
    絵本の内容だけでなく、それに纏わる彼女の思い出やこだわり。くつろげる場所でのんびり紅茶を飲みながら、
    話しかけてくれているような、そんな肩の力の抜けた文章も素敵で、絵本の思い出とともに癒してくれます。

    決して裕福でない我が家でしたが、絵本だけは惜しみなく与えられていました。
    何度も何度も読んでもらったり、つっかえながらも母や弟に読んで聞かせたり。
    そのせいか、紹介されている18冊のうち、10冊は読んだことのある本で、嬉しかった~。
    でも、おなかのかわ について語ってもらえなかったのは残念。

    絵本は、子供の頃の思い出に寄り添っていたり、あの頃の気持ちを引き出してくれたり。
    今でも絵本は大好きだけど、なかなか読む機会が作れなくて残念。

    甥っ子が、早く絵本を一緒に楽しめるようにならないかな~。

  • ◆きっかけ
    Amazon読みたいリストからの移動 2016/8/4
    ◆感想
    図書館でリクエストして他館(県立図書館)からの貸し出し。『こんにちはおてがみです』の章を読んで、昔実家にも各ページに封筒と、お手紙が入っている仕掛け絵本があったのを思い出した。その仕掛けに、すごく特別感を感じてドキドキしたのを覚えている。あの本、どこに行ったのかな。娘にもいつか読ませてあげたい。
    池田あきこさん(猫のダヤンの作家)との対談が収録されていた。ダヤン好きって言ってた妹へのプレゼントに、この本を添えても良いかも。2017/6/30
    ◆この本がきっかけで読みたくなった本
    ・ロバのシルベスターとまほうのこいし
    ・しんせつなともだち
    ・ロッタちゃんとじてんしゃ
    ・まっくろネリノ
    ・ねぼすけスーザのおかいもの
    ・うさぎのマシュマロ
    ・ききみみずきん

  • 本がとても好きな人なんだなあということが素直に伝わってくる。
    自分の等身大の言葉で
    思い出も語りつつ、大好きな思い入れのある絵本について短い言葉で綴られたものなんだけどとても温かみが感じられた。

    かなり昔に読んでいた本が何冊もでてきて
    当時の思い出もよぎって胸がきゅーんとなってしまった。

  • 子供の頃から本好き、絵本好きなミムラさんは、人工芝を敷き詰めた「読書室」まで持っているとか。
    そこに置かれた大好きな絵本の中から、特にお気に入りで、今でも手に入りやすい本を紹介している、軽めのエッセイ集。
    月刊MOEに連載されていたようです。

    作家とか批評家とかの、一読者的視点からかけ離れがちなレビューよりも、読者目線の感想文を好む私には、とても良い本でした。
    それほど上手な文章ではないと思うけれど、真っ直ぐで、ご自分で書いたに違いないと思える内容で、好感度大。

    紹介している絵本にまつわる個人的な想い出が綴られていて、保育士である母上や、お姉さんたちとの良い関係が浮き彫りになって、ちょっと天然系な部分もあって。

    私もかなり絵本を読んできていますが、既読本は、ミムラさんの想い出を読みつつ、自分の想い出も甦ってきたし、未読本は、どれも読んでみたくなりました。

  • 「『こんとあき』を読み直して以来、絵本は他の本に比べて様々な見方ができる分、その好き嫌いの判別が変動しやすいのだと思うようになりました。なので、昔どんなに印象の薄かった絵本でも、何度でも挑戦することにしています。」

    アクション
    こんとあきを読む。

  • 名は体を表す、とはペンネームにも当てはまるな、と思う。ミムラさんはカタカナの「ラ」に似た顔をされていますなあ。

  • よく読んできた証の“絵本”の数々…
    やさしく気の利いた文章が、とても心地よく、もう一度“絵本”を読み返してみたくなります。

  • 2009.08.06. ずっと「MOE」での連載を読んでて、かわいいなぁ、ミムラはこんなにかわいいのかぁと思っていたのです。確か、ひとつ年上の彼女はかわいらしい。この本も、とてもかわいらしくて和みます。

著者プロフィール

美村 里江(みむら りえ)
1984年生まれの女優。旧芸名、ミムラ。高校在学中にミムラの芸名で芸能事務所のスターダストプロモーションへ所属し、デビューに至る。
俳優活動のかたわら、読書を趣味とする。1か月間に200冊の本を読破することもあり、『MOE』でレビューエッセイ『ミムラの絵本日和』連載を行っていた。2015年にこれまでの書評、エッセイなどに書き下ろしを加えたエッセイ集、『文集』を刊行。それ以降も様々な媒体で書評・解説を執筆している。
2018年3月27日、芸名を美村里江に改名した。

ミムラの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×