- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592732839
作品紹介・あらすじ
女優・モデルとして大活躍の著者が贈る、絵本への愛が詰まった一冊。子ども頃からお気に入りだった数々の作品の思い出や魅力をたっぷり語ります。巻末には、著者初の描き下ろし絵本も。ファン必見!
2016年3月刊。
感想・レビュー・書評
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懐かしくて、フフッと笑えて、ホロッと泣けて。菊池亜希子の思い出が詰まった絵本エッセイ。「たべもの」「ぼうけん」「どうぶつ」と、大きく3章に分けて、様々な名作絵本が取り上げられている。
ハマッた本は、一気読みしたいか、余韻を味わいながらゆっくり読みたいかなのだが、本書の場合は明らかに後者であった。あっこの幼少期のエピソードに、とにかく胸がいっぱいになるのである。甘くて苦い子供時代の思い出と絵本は、切っても切れない関係だよなと今更ながら思うのだ。
本文以外のコラムも読みごたえあり。あっこ所有の「ようこそわたしの絵本棚」の短い絵本紹介も、内容をきゅっと的確に伝えてくれて、すごくよい。絵本の世界をファッションで表現したあっこのコーディネイトも、とても素敵!
ラストは、あっこ描き下ろしの絵本。かわいい絵と心あたたまるストーリーに、頬が緩む。隅から隅まで愛に溢れた一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵本のはなし|白泉社ブックス
https://www.hakusensha.co.jp/books/9784592732839 -
菊池亜希子さんとほぼ同世代なのですが、小さい頃に読んだ懐かしい本がたくさん紹介されていて、また読み返したくなりました。
こまったさんシリーズ、大好きだったなぁ。 -
自分の仕事を持ちつつ、仕事とは別分野で、好きなもの、大切にしているもの、自分をはぐくんでくれたものを、こういうふうに紹介できて、他の人の興味や世界も広がっていく…素敵なことだと思う。私も、紹介されていた本をいくつか読んだり、読んでみたいと進行形で、新しい発見がありよかったです。
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エッセイ集。
世界観に沿ったファッションがとてもかわいい。
くまのこウーフのセーター、かぎばあさんのワンピース、ねずみくんのチョッキ、ふたりはともだちの色合い、はれときどきぶたの赤い傘・・・。
編集長もモデルもやっている著者ならではのアイデアやスタイルがどのような幼少期によって養われたか、すこしだけ、いつもより自分のことをたくさん話してくれていて読み応えがあった。
菊池さんを菊池さんたらしめた大きな要因は、お母さんなのだなあ。
読み聞かせをしながら自分が眠ってしまったり、大泣きしてしまったり、感情豊かなお母さん。
保育園に一年ほどしか預けず、自力で幼少時の教育にあたったお母さん。
いまでも帰省するといっぱいお喋りをする関係性はとても素敵。
いまの彼女の柔軟な思考や生き方に納得がいきました。 -
絵本好きな菊池さんが思い出の絵本をエピソードとともに紹介。
さむがりやのサンタ、おしいれのぼうけん、こまったさん、はれときどきぶた、ふしぎなかぎばあさん、などなど。
私も昔読んだ懐かしの絵本もたくさん出てくるし、知らない絵本も読みたくなった。
菊池さんのお姉さんとのエピソードも親近感があった。
出てくる絵本に合わせたファッションも素敵。 -
『ぼくのだいじ』が読みたくて図書館で借りました。
絵もとても可愛くて、何度見ても泣いてしまう。 -
懐かしい絵本や今度読んでみようと思う絵本ばかり。
絵本に合わせた衣装がとにかく素敵です。 -
筆者のエッセイが好きなので、読んでみた。
他の本でも読んだことがあるネタもあったのは残念だが、よほど印象的な出来事だったのだろう。
読んでみたいと思える本にも出会えたのは良かった。
ボリュームは、もう少し欲しかった。 -
どの絵本もまた読みたくなる。彼女が書いているように、自分の好きな絵本、その理由などを書くことって、自分の人生を振り返ることでもあるんだな。文章も上手だし、書いている内容もすごくおもしろくて、それがすごく魅力的なんだなぁ。おかげで毎晩の読み聞かせが自分も楽しみになったよ。