美内すずえ傑作選 (2) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 93
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883623

感想・レビュー・書評

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  • 表題作サイコーに昭和!ひゅーひゅー!一部の生徒が異常に権力を握っている学校に転校してきた主人公…とくればそのあとになにが続くは想像できますね。そうですそんなお話。しかしこれネタがいちいち濃すぎるので薄めて全2巻くらいにして欲しい。そしたらキッドのこととかだいすきになっちゃうと思うな~。美内すずえの短編はやっぱりぞくぞくして面白い!「今読んでも新しい!」という褒め言葉があるけど、これは「今読むとちゃんと古くて面白い!」

  • おもしろかったけど、一回読めば十分かな。表題作は、結局ゼロの正体が(読者にはほぼわかってるけど)ヒロインにはわからないままで、どうして彼が女装して学園に入り込んでいるのかという理由も語られないまま。貴族が横暴な振る舞いを繰り返し…という料理のやり方によってはおもしろそうな題材も、第一話以外ほとんどでてこない というのも美内すずえらしい。面白い題材を見つけたらポンポン話を変えるので、設定や伏線は回収されないままということも多い…でも話の流れは早くてサクサク読める。それゆえに一回読めば十分という評価。

    ダイナマイトミルクパイは超初期の作品ですが、最近のガラスの仮面よりおもしろかった。

  • 設定はとても面白いのに、尻切れトンボで終わってしまい残念。
    表題の「聖アリス帝国」は色々と常軌を逸した物語です。
    まず、生徒会の権威が強い。強すぎる。校長すら抗えない女王さま。
    学校なのに授業に行かず占いばかりやってるババア(RPGかよ)
    学校なのに黒ずくめのタイトスーツにマスカレードマスクの怪盗ゼロ。
    学校なのに生徒会によって「兵士」にされたアーチェリー部員。
    極めつけに地下運動場にある拷問室。いろいろおかしい。炎の上の平均台を歩かされるとか。その炎どっから出てるんだよ!と突っ込むのはやめときましょう
    盛り上がるだけ盛り上がって終わってしまったので寂しいですが、面白いです。

  • とても昭和っぽいラブコメばかりです。この絵柄といい、ノリといい、表現といい、古き良き時代を感じるのだった(年表を見たら、収録作は全部昭和50年代に発表されているのだなあ…)。この中では、可愛くて強くて、ライバルとさえ仲良くなっちゃうヒロインが、悪漢相手に暴れまくる「ダイナマイト♥みるく♥パイ」がお気に入り。

  • キャラが個性的で面白い。

  • 三月は深き紅の淵を

  • 美内すずえがガラスの仮面連載前に書いたマンガ。

    昔の少女漫画って凄い力があるなぁと思いました。面白かった。

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著者プロフィール

1951年2月20日生まれ、大阪府出身。16才の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は、少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。伝奇ロマン「アマテラス」(白泉社)では、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として知られる。『妖鬼妃伝』で1982年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で1995年度日本漫画家協会賞優秀賞。

「2023年 『人形の墓 美内すずえ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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