美内すずえ傑作選 (6) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 67
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883661

感想・レビュー・書評

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  • 美内すずえさんの手に拠って描かれた、「織田信長と濃姫」の物語。
    「仕掛けたのは殿で御座いましょう」のセリフが好き。
    少女マンガマンガしてなくて、真面目な部分も多々出てきてドキドキ。

  •  『ガラスの仮面』ファンにとってはたまらない一冊。

     というのも、『雪の音』『雪の日』『ふりむいた風』の短編3本が、『ガラスの仮面』における恋愛絡みの描写を先取りしているからです。「主人公たちを孤立させることで結びつける」というメロドラマの常套手段を、短いページ数のなかでこれでもかと駆使しまくる剛腕に圧倒されます。登場人物も当然ながら少なく、『ガラスの仮面』が140分超えの大作映画だとするなら、こちらはさしずめ90分以下のB映画。無駄が切りつめられて緊密な印象のある、非常に読み応えのある短編だと思います。

  • 明智光秀がイケメンで思わせぶりに大コマででてくるのに特に使われることなく終わってしまった…。だいたい史実に忠実っぽい内容が美内節で語られてるだけで特におもしろいどんでん返しなどはなかった。

    あと、なんか不幸フラグたってるけど美内だから最後はハッピーエンドで締めてくれるんだろうなと油断して読んでたら死にネタで落ち込んだ。

    それにしてもヒロインの彼氏の黒髪率がすごい。

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著者プロフィール

1951年2月20日生まれ、大阪府出身。16才の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は、少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。伝奇ロマン「アマテラス」(白泉社)では、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として知られる。『妖鬼妃伝』で1982年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で1995年度日本漫画家協会賞優秀賞。

「2023年 『人形の墓 美内すずえ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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