- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593102389
作品紹介・あらすじ
サクラの木を、1年間じっくり観察してみましょう。身近にあって、知っているつもりの植物でも、よーく観察してみると、いろんな発見があります。
身近に1本の木があれば、それをよく見るだけで、季節はこんなに豊かになる−−。自然を愛する著者が長い時間をかけて描いた、サクラの観察の記録。
感想・レビュー・書評
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サクラの季節ごとの様子を描く科学絵本
集まってくる虫や鳥たち、地中の様子など、
普段気にしない部分を知ることができる
見開きいっぱいのお花見の絵が素敵♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雪に覆われた冬から暖かい春風が吹き始めるとサクラの蕾がほころび始めます。
サクラの花の経過と木の成長、そこにやってくる生き物たちの様子を、写実的(+漫画チック)な絵と詳細な説明で描く科学絵本。
春には読み聞かせに図書館が在庫切れになるサクラを題材にした絵本です。
選択肢が増えたかなと喜びましたが、これは数人以上の読み聞かせには向きません。ちょっと図鑑的だからです。
使われている言葉も少々難しいですね。
「呼吸」「養分」「筒状」「樹皮」「シアン化化合物」「羽化」「毒針毛」「でんぷん」「菌糸」
ふりがなが付いていますが、この読み方だけで意味がわかるこ低学年さんは少ないでしょう。
大人なら漢字から意味がとれますが、子どもには難しいと思うからです。
3月28日に満開になっていますね。どこの地方なのでしょう?温暖化の最近の本ですね。
残念ながら文章にも問題がありました。
「すこしづつ」はまずいでしょう。特に文字を覚え始めた子どもの本としてはおすすめできません。
春の花と夏の葉の絵はきれいなのですが、秋の紅葉の絵の「赤」はちょっとちがうなという印象を受けました。
晩秋の花芽も、この絵で見えるほど大きくないでしょう。
写実的な絵が続いていたラストにお花見で漫画チックな順物が配置されたのは本当に残念。
期待しておりましたが、私の感想としては残念な絵本です。
中学年さん以上でしたらいいのかもしれませんね。 -
たんたんと桜の春夏秋冬を説明している本です。
とても端的な説明の中に、初めて知ることがいっぱい。
身近な桜だからこそ、新たな知識を得るとうれしくなりますね。
私がへーと思ったこと。
・咲いてから散り初めにかけてだんだん赤みを増すこと
・メジロやスズメが蜜を吸っていること
・根元のアブラゼミの幼虫を狙ってモグラもやってくること
・古くなった木や切り倒された木の根から生えた若芽を「ひこばえ」ということ
・幹から花が咲いている(胴吹き)のは木が弱っていること
・実がなるためには他の品種の花粉が必要なこと
・葉の根元の「みつせん」が実際甘いこと
・樹皮からヤニが出ているとき、中にはコスカシバというガの幼虫が幹の中にいること
・黄色く紅葉しているものは日があたらなかったこと
・うずらの卵のようなコブはイラガのマユであること
いっぱいありますね。 -
サクラの一年が描かれている。サクラはやはり花が咲く春に注目されがちだけど、他の季節での様子も順に丁寧に描かれていて花を咲かせるためには一年全てが大事なんだなと思わせられる内容。そして、サクラの木・花だけでなくサクラに集う身近な鳥や虫にも触れているのがよかった。サクラを近くでよくよく観察したくなった。
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春夏秋冬を通した桜の木の姿。春の満開の桜も好きですが、新芽の季節や冬にかけて、どこか堂々として見守ってくれるような姿も好きです。
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2y4m12d
桜の木の1年を覗ける。
桜に寄ってくる鳥や虫、きのこまで本当に詳しく学べる科学絵本。
小学生くらいでも勉強になりそう。 -
主人公:さくら
舞台となる年代・地域:
主題:桜の一年
対象年齢:4年〜
文章:説明文
挿絵について:わかりやすい 写実的なページも
内容:桜の木の一年と虫などの生態も 観察記録
特記:知識絵本 大人も楽しい
魅力的な点: -
電子
同じ構図で季節の移ろいを感じさせて美しい
サクラについて自分がなんも知らないと知る -
もうすぐ桜の季節。春が待ち遠しいこどものために。
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ま ①20230408