どすこいみいちゃんパンやさん

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 474
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593104123

作品紹介・あらすじ

みいちゃんは、グーパーグーパーきじをこねる。どすこいどすこい、おいしくなあれ。猫のみいちゃんがパンをつくるすがたは、なぜだかおすもうさんみたい! 見ているだけで楽しくなる、パンやのみいちゃんの朝がはじまります。

感想・レビュー・書評

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  • 貫禄あるねこの表紙にニヤけてしまう。

    みいちゃんはパンやさん。
    グーパーグーパーときじをこねる。
    ていねいにこねる手がたまらない〜い。

    パンが焼けるまで、夢のなかでおすもうさんに⁉︎
    しましま3きょうだいを相手にどすこい はっけよーい!

    パンが焼けたら並べて、みいちゃんのどすこいパンやさん開店!


    こうなるとねこだと思わないね。
    もう、人やん。完全に人といっしょやん。
    お店やってるやん。
    なんでやねんって言わんといて〜てなる。



    2024.2.22 ⑥


  • 長女曰く、「タイトルだけでめちゃくちゃ情報量が多くて表紙開くまでに頭の中が追いつかない」そうで。
    でも開いたらすっごく可愛い♡
    いちいち可愛い。
    パン作ってる時も鍛えてるポーズしてるし。
    夢の中は可愛いしかないし。
    てゆうかずっと夢の中を覗いていたい。
    ただただ可愛いの詰まった絵本でした。

  •  表紙を見れば分かるように、猫絵師、町田尚子さんの本領発揮ともいえる悪ふざけ・・いや、猫愛に満ち溢れた元気になれる絵本であり、最初に表紙を見たときはまさかと思ったが、こういうことを本気でやるところに、猫への限りの無い、直向きな思いの強さを感じさせる。

     それにしても、表紙の猫の、お相撲さんとパン屋さんがコラボしたような土俵入りのポーズに(左手にパン担いでる)、化粧まわし、そして、横綱の白い綱がパンになっている、このインパクトは凄いものがあり、もうこれだけで、絵本の中身が気になってしまうというものではないか。


    みいちゃんは とっても はやおき。
    ねむけざましに しこを ふむ。
    どすこい どすこい おはようさん。
    どすこい どすこい がんばるぞ!

     えっ!? どすこい?
    でも、確かに「みいちゃん」、眠そうな顔してる。

    みいちゃんは とっても ていねい。
    グーパーグーパー きじをこねる。
    どすこい どすこい ふわふわになあれ。
    どすこい どすこい おいしくなあれ。

     改めて気付いたんだけど、化粧まわしだと思っていたあれ、エプロンだったんだね。それと首に巻いた赤いネッカチーフが、エプロンとも合っていて可愛いし、生地を捏ねているみいちゃんの目がだんだんと愛しく見えてきて、なんだかグッとくる。

    みいちゃんは とっても いっしょうけんめい。
    こしを おとして きじをまるめる。
    どすこい どすこい くるくるりん。
    どすこい どすこい ねじねじきゅっ。

     今度はみいちゃんの後ろ姿と、場面毎に、猫の可愛いところを何気に様々な角度から見せていることと、その仕種の絶妙な描写は、町田さんならではの、猫好きなら思わず、プッと吹き出すような面白さもあり、アクリルガッシュの画材もこうして見ると、猫の毛の細かく毛羽立った様子や立体感を伴っていて、まさにみいちゃんの迫力がそのまま飛び出してきそうな魅力でいっぱい。

     また、ここまで読んできた方ならば、既に気付かれたかもしれませんが、各ページで必ず登場する『どすこい』のリズミカルな文体、これは、きっと子どもたちが声に出したくなる魅力があるなと感じるだろうし、私の場合は『どすこい』がツボにハマって、これ読み聞かせしたら、絶対笑っちゃうな。

     そして、私の中のハイライトは、まるで猫好きの妄想を描写したような、「よこづなみいちゃん」であり、また取り組み相手の「しましま3きょうだい」が可愛くて、みいちゃんに挑む(というか、抱きついてるようにしか見えない)3匹の、パフン、ポフン、ポヨヨヨヨ~ンの擬音がもう! その絵と相俟って可愛すぎるーー!!

     その他にも、同社から出版された「ねこはるすばん」の一場面のカレンダー(?)があることから、実は世界が繋がっているのではないかという夢を抱かせてくれたり、みいちゃんの厨房にいくつかある猫の写真から、みいちゃんの過去をあれこれと想像させたり、最後のページのもはや言葉はいらない、ほのぼのとした光景や、パン屋さんの包装袋風のデザインの見返しに、3兄弟の可愛い裏表紙と、細かいところも拘りまくりの、猫好きにはたまらない絵本です。

  • どすこい みいちゃん パンやさん | 町田尚子 | 絵本ナビ:レビュー・通販
    https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=234060

    どすこいみいちゃんパンやさん | ほるぷ出版 こどもの本のほるぷ出版
    https://www.sayzansha-holdings.com/holp-dosukoimiichan/

    町田尚子|Naoko Machida|画家・イラストレーター
    https://naokomachida.wixsite.com/index

    どすこいみいちゃんパンやさん - ほるぷ出版 こどもの本のほるぷ出版
    https://www.holp-pub.co.jp/book/b631133.html

  • 絵が可愛い。耳がカットされていてさくらねこだった。来歴を知りたくなる。

  • みいちゃんの所作がすべて横綱級! 力士の朝稽古のようなパンの仕込み! 夢の中の土俵や化粧まわし(エプロンだけど)もパン尽くし! 絶対美味しいパンの数々、食べればどすこいパワーをいただけることでしょう。

  • ページをめくるたびに「かわいいー」としか言えない。星5個じゃ足りない。

  • かわいい。町田氏の猫シリーズ。

    どすこい、どすこい 繰り返しのフレーズが子どもも好きかと。
    はやおきでおつかれ
    とっても しんちょう
    すりあし すすす

    なんかかわいい。大人もクスッと。

  • 町田尚子さんのねこ絵本の新刊とくれば買うしかあるまい、と思って本屋に出かけていって、表紙のねこの眼力にますます買う他ない。ありがたき著者サイン本。
    三毛猫のみいちゃんはパン屋さん。早起きして気合を入れてパンをこね、釜に入れて焼きあがるまでの一睡の夢はちびネコたちとのお相撲というファンタジーワールド。どの場面も表情とポーズが絶妙におもしろい。みいちゃんの目の表情がどことなく石田泰尚組長に似ていると思うのはないしょかな?

  • ねこはるすばんと同じ作者さんだったので
    るすばんより文字数多め
    話の進み方はさくさくするする、語呂も良いので読みやすいかも
    前作みたいに単語で進む本ではなく、ややストーリー性があるので注意
    『どすこい』が可愛い猫のお話
    たくさんのパンがあったり、ねこはるすばんで出てきたイラストがちらっと載ってたりとかそういう細かいところも可愛い

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。画家、絵本作家。武蔵野美術大学短期大学部卒業。絵本作品に『ネコヅメのよる』(岩崎書店) 『ねことねこ』(こぐま社)『ねこはるすばん』(ほるぷ出版) 『なまえのないねこ』(竹下文子・文/小峰書店)など。画集に『隙あらば猫』(青幻舎)がある。

「2023年 『ひげよ、さらば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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